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負けたけどストレスはあまりない試合だった。4回のロメロ選手に一発を打たれた痛恨の一球をのぞけば。(2018年6月26日対バファローズ観戦記)

おはようございます。新潟の梅雨空が嫌いなtthgです。

ファンの間でも好みや判断が違うところだろうが、昨日の試合は負けたけどあまりストレスはなかった。tthgは基本ロースコアゲームのほうが好きで、今年のような打線爆発による大勝ばかりだと若干物足りない感がある。だから負けて良いとは言わないけれども、最後まで僅差で楽しめる一戦であった。

打線はまず、難敵アルバース投手を相手に良く頑張っていた。山賊の爆発ではなかったが細かい攻撃を積み重ねて6回持たずに降板させた。今の野球では6回投げ終えるかどうかは非常に大きい。各チーム7-9回の各イニングをそれなりの投手に任せるようになったから6回投げられると厳しい。逆に打てないまでも最低先発を6回持たずに下ろすことを続ければ逆転の可能性が高くなる。その意味で言うとギリギリ6回終了できずに下した攻撃は評価できる。

一方、攻撃が拙攻だったところもある。7-8回の勝負所であと一本が出なかった。5-6回のチャンスは一点で終わるのは勿体ないチャンスだった。普通はこれが大きなストレスなのだが、昨日の攻撃について言えばそうでもなかった。5-6回は犠飛や内野ゴロといったアウトでも点が取れるから最低一点は欲しい。できればビックイニングにしたい。という状況だったが最低限の仕事の前者はしてくれた。この状況で最低限の仕事を積み重ねれば、勝利することもある。7-8回のチャンスはヒットでしか点が取れず、チャンスとしては価値が相対的に低いチャンスだった。そこで打つか否かはある程度結果論である。打線も打てない中での仕事ぶりとしては評価できるのであまりストレスにならなかった。

投手陣について言えば、トータル4点い抑えたし、十亀投手は7回投げ切った。大石投手は今後に向けて信頼度を増す投球を披露してくれた。松本投手は痛恨の一点を献上したが、発展途上の選手の経験値と思えば悪くない。むしろ、球界屈指の左打者である吉田選手から三振を奪ったことは今後の自信になる。3人で投げ終えたことで中継ぎの節約も実現した。だから悪いところばかりではない。むしろ良かった点のほうが多い。

しかし、結果的に試合を決めることとなったロメロ選手の一発だけは頂けない。一塁走者の吉田選手は足首故障でDH出場。解説の松沼さんによれば練習でも全力疾走できるようには見えなかったと言っていた。ヒットで一塁塁上に到達したときも足を気にするようなしぐさをしていた。これだけ吉田選手の足には不安があった。その吉田選手が一塁ランナーでは、非常に作戦が難しい。むしろ「邪魔」なランナーだ。例えロメロ選手がヒットを打っても、三進はない。無死一二塁になってもバントは相当良いバントしないと三塁フォースアウトできる。最悪長打でも点が入ることはほぼない。更に言うとロメロ選手以降は皆2割前半の打者であり、後続を抑えやすい状況だった。

だとすれば、絶対にホームランだけは避けなくてはならなかった。それを高めのつり球を投げミスして真ん中高めでホームランになった。高めのストレートで目線を変えるという選択肢は通常なら悪くない。相手がホームラン打者だとしても投球のバリエーションを増やさなければ打たれる。しかし、この場面はヒットなら明確に良しとして良い場面だった。ならば、投げミス時にホームランされやすい高めの速球はない選択だ。基本ボールになって良いから外角で球種と緩急のバリエーションで勝負すべきだった。投げミスはある程度仕方がない。しかし、投げミスしてもできるだけ傷を浅くするという発想が必要である。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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