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タイムリーよりも四球を狙うことができる次の打者への信頼(4/22対マリーンズ観戦記その②)

2回裏3点リードで1死2塁の場面で秋山選手が2球連続で甘めのストレートを全く打つ気なく見逃していた。そしてファウルを絡めて7球投げさせて四球を選んだ。その後源田選手の2点タイムリーと浅村選手のヒット、山川選手の四球と続いて二木投手をマウンドから引きずり下ろした。

この場面で秋山選手は意図的に球数を投げさせて二木投手を消耗させることを選んだように思う。今のライオンズにとっては3点リードは安全圏ではない。そしてそれは4点でも同じである。とにかく大量点が必要である。そう考えた時に、この場面で秋山選手が早いカウントでヒットで1点取っても、二木投手が今のライオンズ投手陣なら4点でも打線が追いついてくれると切り替えて立ち直るかもしれない。それなら、球数放らせた上での四球の方が精神的ダメージをより深く負うのでより大量点に近づく。そんな判断があったのではないか。そしてそれが功を奏した。

それを可能にするのは、次打者への信頼である。今のライオンズは常に次打者へ繋ぐ意識がある。繋げば後ろが何とかしてくれるという意識があるからヒットより四球を選べる。それは秋山選手に限らずできている。だから大量点が取れるのである。これを継続する事が打線の好調さを持続し、苦しい時の力になる怖いライオンズ打線の幻影を構築するため鍵である。また、例え後ろの打者が不調に陥ってなお、次打者を信頼してランナーをためて相手投手に圧力をかける事が幻影を利用して勝つ事に繋がる。これを継続できるかが今年の優勝を左右する。tthgはそう考えている。

最後までお読み頂きありがとうございました。

観戦記その①

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