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菊池投手の粘りと球界最高峰のクローザーへのアップルパンチに微かな望みを感じた遠征(3/7対ホークス)

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お早うございます。遠征帰りの新潟空港でこの記事を書いているtthgです。

お品書き
・菊池投手の粘り
・ホークスへ一矢報いたアップルパンチ

・菊池投手の粘り
ヤフオクドームで先発菊池投手がコールされたとき、tthgの中でこの試合の意味合いが完全に変わった。冗談ぽくTwitterに今日勝てなければ優勝はないと書いたが、結構本気だった。ご存知の通り昨年ヤフオクドームでのライオンズは1勝11敗という歴史的大敗を喫した。この星を少なくとも5分にしなければ、シーズンでホークスの上に来ることは難しい。ホークスの上に立てなければ、CSでヤフオクドームでの勝ち抜きが必要になるのでこれは事実上優勝はないということだ。

ヤフオクで5分の星と考えた時に菊池投手で2つぐらい勝たないと厳しい。現状ライオンズ投手陣は4-5番手のローテ投手にも苦労していて、菊池投手が他の先発投手に比べて実力的に頭一つ抜けている。残りの投手だけでヤフオクでホークスに5分で渡り合うというのは想像できない。菊池投手がヤフオクで本来の実力を発揮することは優勝の最低条件だ。

そう考えた時に、オープン戦だろうが、ヤフオクで好投して悪いイメージを少しでも取り除くという結果には非常に価値がある。(本人もそこを意識して志願登板だったようだし)逆に飛車角落ちのホークス打線に滅多打ちに合うようなら、傷口に塩をぬるようなもので、シーズンの起用そのものを考え直さないといけない状況だ。

だから、現地観戦なのに攻撃よりも守備を注目していた。ところが、一回表無死一塁で川島選手の二塁ゴロを取った浅村選手が完全アウトの2塁ではなく一塁へ送球、それを受けた山川選手がびっくりしたのか一塁から足を離しオールセーフというありえないプレー。あまりにありえないプレーなので、なにが起こったのかわからず、その場でダゾーンの中継映像を巻き戻して確認したぐらいだ。

この瞬間tthgは一気に冷めてしまった。ただでさえ、相性の悪いマウンドで最悪のプレーで足を引っ張られては滅多打ちの未来しか見えなかった。柳田選手の押し出しに至ってはもうおしまい。今シーズンも終わったぐらいのいきおいだった。しかし、そこから菊池投手が立ち直って一点で抑えた。正直押し出し以降はショックすぎてどうやって抑えたか記憶がない。でも抑えてくれてのは本当に嬉しい。

残りの2回も決して完ぺきではないが何とか抑えた。3回で70球という球数では合格点とはいかないが、もう一回チャンスを与えても良い結果だった。あれだけ足を引っ張られて崩壊しなかったメンタルは十分に評価に値する。正直、投球内容自体が評価できるわけではないので、あの凡プレーという試練があったからこそ、そこからの粘りを加味して総合的に評価できる。

菊池投手には、昨日踏ん張れたことを心の支えにしてヤフオクの苦手意識克服に努めて欲しい。そしてシーズンではヤフオクでの完璧な投球と勝利を期待したい。

・ホークスへ一矢報いたアップルパンチ
9回表にサファテ投手が出てきたときには正直勝ちは諦めていた。むしろ、球界一のクローザーを生で見られてラッキーぐらいに思っていた。簡単にツーアウト取られてこの時期でも150近い球をバンバン投げるサファテ投手は今年も脅威だと感じながら観戦していた。ところが、外崎選手が最後に一発を放った。サファテ投手調整中なので、手放しで喜べるものではないが、打ったことは事実だ。サファテ投手にしてもやられているイメージしかない現状だから、「サファテ投手でも打てる球はある」と考えられる根拠がもてるだけでも大きい。それから、少なくともフォークがシーズンで使いずらくなることは間違いない。今の野球でクローザーの信頼度は相当重要な要素だから、サファテ投手に少しでも付け入る隙が見いだせたことはシーズンに向けて大きい。

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