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オープン戦はオープナーを試す絶好のチャンス?

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今晩は。やっと体調が本格に回復傾向のtthgです。

昨日のオープン戦ベイスターズは先発坂本投手が3回投げた後、セットアッパーのパットン投手が登板して、1回を投げ、更に先発候補の石田投手が4回を投げるという継投をしていた。シーズン中はセットアッパーのパットン投手が4回に投げるの事はない。おそらくこの継投の意図の一つはベイスターズが表の攻撃で9回の裏がないケースがあるので先発タイプの石田投手で調整しようとしたということだ。そして、もうひとつの意図は、試合終盤は主力選手を若手に変えるケースが増えるので主力が揃う序盤の登板でパットン投手がシーズンで対決するレベルの選手対戦させたいという事であると想像される。tthg的にはこの継投はセットアッパーやクローザーをオープン戦でどういう使い方をすべきかという点で示唆に富むものだと考えている。


確かに、試合の終盤に向けて気持ちを整えるなどの形式な面を重視するなら、相手のレベルが落ちても最後に投げる意味はある。シーズン最初の対外試合などは本人の慣れという観点からも相手のレベルよりいつものペースで調整させる事にも意味がある。しかし、それだけでは本人の調整具合を図るには不十分なケースが存在し得る。相手が一軍半の選手だったからたまたま抑えたという可能性があるからだ。例えば、昨日の平井投手などは画面上内容は不安定だった。あれが一軍のレギュラークラスに通用したか否かは不透明で有る。

そこで、オープン戦はセットアッパーやクローザーをあえて試合の序盤に投げさせるという運用はライオンズも取り入れるべきである。特に2回目以降の登板では一軍レベルの上位打線と対戦させて仕上がりを図りたい。

ただし、ベイスターズのように2番手では勿体ない。なぜならセットアッパーやクローザーが2番手に投げる可能性は調子を崩さない限りほぼないからだ。どうせなら試合の1番手で投げさせたい。これなら、メジャーで実行されているオープナーのシュミレーションになる。(ちなみにオープナーはファイターズがやっているショートスターターと違いクローザーを初回に投げさせる事で本来のスターターに力の落ちる下位打線をより多く対戦させて長持ちさせる作戦)

下記の記事で指摘したように、今のライオンズは先発が長く持たないので、オープナーが有効なチームであるとも考えている。


初回登板であれば確実に一軍レベルの上位打線と対戦できるので調整具合を図るにはもってこいだし、オープナーの試験もできる。全ての登板で実行すべきとは言わないが、クローザーやセットアッパーのオープン戦登板の1選択肢として試してみる価値はあるのではないだろうか。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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