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投げ過ぎま問題だが、投げなさ過ぎも問題では?

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今晩は。常識を疑うtthgです。

投手の球数制限については色々議論がある。アメリカは中4の100球で日本は中6で100球。基本的には日本の方が強く先発投手が守られているのは間違いないが、厳密な意味でどちらが故障率が低いのかなどの比較はあまり聞こえてこない。ある意味なんとなくアメリカの100球に球数だけ倣っているだけのようにも思える。時々日本は中6なんだからもっと投げろという議論もある。ただし、その場合も科学的なデータを示して中6なら上限を増やしても良いという議論はあまりなされず昔はもっと投げたという事が根拠になっている場合が多い。


tthg的には中4で100は日本人には合わず、中6で100が良いと思っている。そう思うのはダルビッシュ投手、松坂投手、和田投手、大谷投手などがアメリカに行った途端肘を壊したり、田中投手が肘の保存療法を余儀なくされているからだ。彼等は高校時代の酷使の影響などがあったと推察するが登板間隔が詰まったタイミングで肘が悲鳴を上げており、中6なら騙し騙しやれたものが中4になって破綻しているように思える。勿論これは推論の域を出ていないし、日本とアメリカの違いは他にもあるし、金属疲労がその時タマタマ爆発した事もあり得る。だが、球数制限を考える上で参考にすべき事例であろう。

その辺りの正確な議論をするためには100球投げた時の炎症の回復に要する平均的な時間の計測などをしっかりやってから議論すべきとtthgは考える。

一方で近年の球数制限のおかけで練習での投げ込みの不足があるように感じる。例えば、ライオンズの松本航投手や今井投手は50-60球でガクッと球速が落ちる事がある。これは明らかにスタミナ不足であり先発としては物足りない。これは練習で100球を投げるためにどういう練習が適切かという議論が不足した結果ではないだろうか。

例えば、投げ込み過ぎを懸念して毎日50球の投球練習にとどめたとしよう。これで先発すれば50球以降のスタミナが持つという期待はできない。勿論投げ込み以外のトレーニングによるスタミナ強化もあるだろうが、投げるという動作に必要な筋力は投げる事でしか付かないという面もある。筋トレや走り込みによる疲労と身体全身を使って投げた時の疲労具合も違うので、練習で数投げないと、投げるスタミナは付きにくいはずである。

だから、中6で100が実践で投げる球数だとしても練習では150なり、200なり投げる事が必要なのでないか。練習で多く投げて一定の球威を保つ事ができればそれより少ない球数が少ない実践でスタミナ切れを起こす確率は低くなる。しかし、だからと言って毎日200とか投げたら肩肘のリスクは高まる。その辺の折り合いを付けるためには練習で実践想定より長く投げる代わりに休養を多く取る。実践では中6でも休養期間中に投球練習する事もある。しかし、練習では休養期間の投げ込みはやめて、その間は走り込みに専念するというのはどうだろうか。イメージ的には中6で200球投げるが中間はノースローを厳守するという具合である。これならばある程度リスクを低減してスタミナを付ける事ができるのではないだろうか。

この提案はtthgが感覚的にリスクが低いと思われる休養期間を設定しているので正解の保証はない。しかし、実践想定より多く投げて代わりに肩肘の休養期間を長めに取るという考え方は追求してみる必要はあるように思う。この練習は投げ方の技術を修正したい時などは不向きだし、まずそちらが先ではある。ちゃんとした投げる技術を修正したら最後は間隔を開けてそれを沢山実践してスタミナを付けるという順調であるべきだが、球数制限を意識しすぎて後者がなおざりになってはいないだろうか。もし、そうであるならば、肩肘の炎症とその回復に必要な休養のデータを取って投げ込む事も視野に入れるべきである。

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