おはようございます。仕事のトラブルで土曜の朝から上司と電話する事態に見舞われたtthgです。
一昨日から、メディアで「今年のドラフトの評価」なる記事が散見される。どの記事をみても「現時点で評価などできないと」と反論したくなる。なぜなら、思いもよらない選手がブレイクし、期待の新人が数年後にひっそりと引退するのがプロの世界だからだ。ドラフトというのは10年単位で評価されるべきだし、さらに言うと単年のみを切り取ると怪我や抽選のめぐりあわせなど運の要素が強くなるので複数年で評価される必要がある。
そこで、その評価方法を今のライオンズの状況に当てはめて考えてみた。とりあえず、コンスタントに優勝して黄金期再来を期待するには概ね以下の戦力が必要になる。
・先発5
・中継ぎ・抑え5
・野手絶対的レギュラー7
・野手1軍レベル4
以上21
さらに怪我や不調時のバックアップ要員としてそのほかに投手2野手2ぐらいは必要になる。この21+2+2=25をどのように賄うか。とりあえず、外国人をフルに使って21。FA補強がない以上基本ドラフトでこれを賄わないと厳しい。(トレードは、トレード候補をドラフトで獲る必要があるのでドラフトに含める。)FA流出リスクを考えると概ねドラフト後11年目以降のベテランもあてにしにくい。11年目以降のベテランから3ぐらい頑張ってもらうとして、残り18。18÷10=1.8。各年度平均2弱ぐらいレギュラークラスが必要である。
そこで、過去10年で戦力となって選手は以下の通り
・2008:浅村選手、(野上投手)=1(2)
・2009:菊池投手、岡本洋介投手(榎田投手)=2
・2010:秋山選手、(牧田投手)、(大石投手)、=1(3)
・2011:十亀投手=1
・2012:増田投手、金子選手、(高橋朋投手)=2(3)
・2013:森選手、山川選手、岡田選手=3
・2014:外崎選手、(高橋光投手)=1(2)
・2015:多和田投手、野田投手=2
・2016:今井投手、源田選手、平井投手=3
・2017:0
*牧田投手、野上投手は退団したため除外、大石投手と両高橋投手は怪我なので除外。
怪我や退団を除くと16。怪我や退団を含めてやっと20。更には2015-2016の驚異的な確率で即戦力度合いで帳尻を合わせているという面もある。2017ドラフト組は来年の大将投手と伊藤投手次第だが、まだヒットは出ていない。2015-2016のように即戦力を常に供給できないとすれば、現状では明るい未来を想像できない。
近年の当たり度合いが、抜本的なスカウト力の向上によるものなら今後も期待して良いが、そうでないならば抜本的なスカウト力と育成力の改革が必要になる。5-6人指名で2人当てるという芸当は相当難しいことを考えるとホークスの大きく原石に網をはり、磨いて本物を供給し続けるという作戦が理にかなっている言わざる負えないように思う。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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