外国人補強改革提案
今晩はtthgです。今回は外国人補強への改革提案です。
正直なところ、近年のライオンズの外国人補強はお粗末である。当たり確率は低いし、当たっても次年度契約できずとか、超高額複数年を結んだ挙句ベンチ行である。tthgはいっそのこと中南米からメジャー実績のない若者を安くとって育成すべきと思っていたが、中島大輔さんの著書「中南米野球はなぜ強いのか」を読んで考えが変わった。
本書は中南米野球の現状を複数年に渡って取材し、レポート化したものだが、本書を読むと「中南米諸国が夢見ているのはメジャーの高年俸」ということが良く分かる。中南米で開催されているウインターリーグにはメジャーの選手もくるし、スカウトも来る。みんなそこを目指している。キューバに至っては亡命までして命がけでアメリカにわたる。日本のスカウトがふらっと行って獲得できる選手はメジャースカウトの網にかからないいわば「おこぼれ」の存在だ。
中南米の若者をとるとしても、相当しっかりとしたスカウティングをして、「メジャーのスカウトの目に良く映らない中から日本向きの選手を探し出す」という難易度の高いミッションをこなさなければならない。そこを目指すのは一つの手だが、思っていたよりコスパが悪いようだ。
そこで、新たな道として「野球未開拓地に野球を伝道しつつ、そこから人材を発掘する」というのはどうだろうか。先に紹介した中島さんの著書によると、元イーグルスのアンドリュー・ジョーンズ氏を輩出したオランダ領キュラソーは、ジョーンズ氏がメジャーで活躍するまでサッカーの方が野球より人気があったにもかかわらず、今では有数のメジャーリーガー排出国なのだという。ならば、同じことを別の国でやれないだろうか。
例えば、インドネシアとかどうだろう。人口が多いが、貧富の差が激しく日本プロ野球のスター選手が獲得する年俸でもジャパニーズドリームになり得る。一度スター選手が育成できればこぞって人材が押し寄せるなんてことも有り得る。ある程度運動能力があるものを選抜して育成すれば、無理のない範囲で投資できる。ここは一つ、カープがドミニカにつくっている「アカデミー的存在」をインドネシアにつくって人材供給拠点すべきではないか。西武グループとしても「開発途上国への支援」という名目があるので投資しやすいはずだ。
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