選手に投資することは企業努力だが、野球という市場の特性に配慮が必要。
今晩は。tthgです。今回は投資と、戦力均衡について。
Twitterでも触れたが、ネットに各球団の年俸総額と勝利数との比較で「コスパが良い球団は?」という記事が出ていた。詳しい内容は下記を参照頂きたい。

ライオンズはコスパの良い球団として比較的好意的に書かれていたが、tthg的には総年俸がホークスにダブルスコアという事実に絶望感を覚えた。どんなに、工夫をしようとも、使える金額に倍の開きがあったら勝てない。一シーズン勝てても安定的な優勝争いを望むことは難しい。
基本的には選手に投資することは企業努力であり、優勝確率は総年俸に比例する。たくさん投資して勝てるなら、それで良い。特にホークスは、育成への投資も多く行っており、単なる金満球団ではない。金のない側、特に球団が「うちは金がない」を言い訳にして、勝てない状況を放置するのは怠慢のそしりは免れない。金がないなら、金を生み出す努力をすべきである。ライオンズの球団関係者は、ホークスとの年俸格差について深刻に受け止め、どうしたら金を調達できるか、真剣に検討して欲しい。
もっとも、プロ野球という市場を考えた時、すべてを企業努力で片付けることはできない。プロ野球の球団の商品は「試合」であり、戦力のかたよりによって試合の質がおちたら、投資している側も長期的には損をする。「共存共栄」や「戦力均衡」も大事にしなければならない事項だ。そうした時に、ラグジュアリータックスやサラリーキャップ制の導入といった制度の導入について検討が必要だろう。
そして、こうした、戦力均衡のための制度については、たくさん投資している側が提案することが望ましい。投資できない側が提言しても「敗者のやっかみ」で片付けられてしまう恐れがある。
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