将来メジャーが分かっている選手なんか要らない。

先のドラフトで清宮君の交渉権をファイターズが獲得し、入団交渉でメジャーの話題がでたとかでないとか。ファイターズはメジャー志望の大谷選手獲得にあたってメジャーへのポスティング容認することを交渉材料にしていたので、今回も同じ手法をとっているのだろう。

この手法自体は、ライオンズもかつて松坂投手のとの入団交渉でメジャー容認にみたいな報道がでていたので、大きなことは言えないが、そろそろこの手法球界全体でやめたほうがいいのではないか。ファイターズは大谷選手を僅か5年でポスティングするとか言われている。この流れで行くと、どんどんドラフトの目玉候補が「メジャー志望を前面に押し出して、入団にあたってメジャー容認の条件を引き出そう」と画策しかねない。

しかし、入団前から「将来メジャー」とか言うのは、本来日本球界にとんでもなく失礼な発言である。これは、例えて言うならこれから社会に出ようとしている新人が入社試験に当たって「5年後には起業しますんでそれまで経験を積ませてください。」と言っているようなものである。そして、そんな新人に、日本球界は頭を下げて「メジャー挑戦まででいいので、うちに貢献してください。」と言っているのである。

日本球界はそこまで、人材不足なのだろう。そんなことはないだろう。超A級のメジャースカウトも欲しいという人材でなくても、ちゃんと鍛えれば戦力になり、球界に貢献できる人材は他にもいるではないか。むしろ、そうした人材をしっかり育ててフランチャイズプレーヤーとなって長く貢献してくれたほうが、球団のためにもなる。

今後の新人たちに勘違いさせないためにも、将来メジャーと公言するようなタイプには「どうぞメジャーで頑張ってください」という対応で球界全体で一致できないものか。

今後の新人たちにも考えて頂きたい。年俸が二桁億の世界が有り得るメジャーへの夢を持つのは構わない。しかし、あなた方は、プロの世界ではなにも成し遂げていない新人なのである。入る前から、将来メジャーを掲げて入団するのは球団とファンに失礼である。日本プロ野球を経由してメジャーに行きたいと考えるなら、まずは、メジャーを封印し、日本プロ野球に十分な貢献をすることを考えて頂きたい。そして、その貢献が認められて、ファンと球団から「メジャーに挑戦させてやりたい」と思われるようになってから、メジャーに挑戦すべきである。

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