ライオンズ投手陣に朗報です。「コントロールはプロに入ってからも向上します。」
おはようございます。元カープの大野さんの話に少し驚きを隠せない。tthgです。
昨日、球辞苑の話を書いたが、今日もその続き。「アウトロー」の回を見ていたら、元広島の大野さんが「自分はプロに入った時はノーコンだった。若手の時に江夏さんが移籍してきた時に江夏さんに鍛えられてコントロールが良くなって勝てるようになった」という話をしていた。この話を聞いてtthgは少し驚いた。ノーコンは鍛えてもどうにもならないと思っていたからだ。そして、これはコントロールに問題が多いライオンズ投手陣にとっては朗報である。コントロールに問題を抱えているライオンズ投手陣はオフに是非大野さんの話を聞きに行って欲しい。(本当は投手コーチに招聘したいけどおそらく無理なので。)
ところで、大野さんはこれ以外にも面白い話をしていて「変化球を含めアウトローにきちんと投げられれば、それだけで抑えられる。」という。これはこの回のゲストに呼ばれていた杉内氏や里崎氏とは随分と意見が違った。2000年代の野球の中心にいた彼らとしては「バッターの技術が向上しているのでアウトローだけでは抑えられない」という考えのようだ。
しかし、よくよく聞いていみると着眼点が違う。杉内氏は「アウトローにきちんと投げられる可能性はせいぜい10球中2球程度」と発言しており、里崎氏も基本的に「投手はアウトローにきちんと投げられないこと」を前提にインコースを含めたリードを考えている。しかし、大野さんの話ぶりだと少なくとも「10球中8球」ぐらいは意図したアウトローギリギリを投げ切るイメージだ。その証拠に大野さんは「最近の投手は球速はあるけどアウトローに投げるコントロールがない」という発言もしている。(大野さんの名誉のために付け加えると、大野さんはコントロールだけの投手ではなく30後半になっても140後半が投げられる本格派でもあった。)
彼らの話を総合すると、大野さんが活躍した80-90年代においてはもっとアウトローにきっちり投げる技術があった。しかし、最近は杉内氏のような「アウトローに投げ切れるのは10球中2球」でも活躍できるほどにコントロールはアバウトで良いという野球になった。それだけコントロール以外の要素で投手が勝負するようになったという事だろう。だとすると、この状況でコントロールを磨けば、希少性が増すので一気にブレイクする可能性が高い。そして、そのコントロールはプロに入ってから練習次第で身に付けられる。しかもストレートだけでなく変化球もである。
そうであるならば、大野さんにコントロールについて教えてもらうのはメリットしかない。もちろん大野さんのやり方が全員にできるとは思わない。しかし、大野さんのようなコントロールがあったら簡単にエースなれる素材はライオンズにも沢山いる。試してみる価値は十分にあるはずだ。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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“ライオンズ投手陣に朗報です。「コントロールはプロに入ってからも向上します。」” に対して2件のコメントがあります。
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いい投手でも、色々な苦難があるものですね
確かに、今シーズンは与死四球が多くそれが失点につながったライオンズ、ここは大事ですね
確かに練習で克服する、プラスメンタル面の弱さが今シーズン投手陣(特に中継ぎ)にあったと思う
巨人の斉藤雅樹投手は芽が出るまで、ノミの心臓と言われました。今の投手陣もそんな気がします。何かのきっかけでそれも自分たちで殻を破り克服してもらいたいですね。
コントロールがしっかりすれば、もう投壊と言われることはないし、なんとかチームも頑張ってくれると思います
原因がはっきりしている、なだけにやりやすい気もするし、逆の気もします。難しいですね
確かにメンタル的な面もありますね。そこを含めて優秀なコーチが必要です。人事は決まってしまってるなので既存のコーチに勉強してもらうしかないでしょがなんとかしてほしいです。