技術的なアドバイスを理論的に教える事の出来る投手コーチが必要だ。
今晩は。ライオンズ投手陣が心配なtthgです。
一昨日sinndarさんとファン感で会った際、良い監督の条件について話をした。我々の一つの決意として「名将になる為には必ずしも技術面について精通していなくても良い。良いモチベーターであれば成功出来る。しかし、技術面における参謀が必要」というものだった。
例えば巨人の原監督などはここ10年で1番成功した部類の監督だが、お世辞にも技術的な説明ができる監督ではない。昔原氏がNHKのサンデースポーツの解説者だった時のバッティングの説明は酷かった。なんせ「ブンとフッテバーンと飛ばす」みたいな全く分からない説明だった。しかし、原さんは勝てる監督になった。報道を見る限り彼の監督としての才能は「ジャイアンツ愛」に象徴される印象的な言葉で選手を奮い立たせてやる気にさせる事にあるように思う。
では原監督に良い参謀がいたのか。その点ですぐに名前が上がらない。ただ、巨人は才能豊かな選手が多かったのでやる気さえ出してくれれば特に問題なかったのかもしれない。しかし、ライオンズにあってはそれではダメだ。辻監督がモチベーターとして優れた監督である事は先日のファン感でのスピーチで証明されている。打撃陣はその才能を開花させて12球団1の打線が出来上がった。だが、投手陣にはモチベーターだけでは不足なのは今年の結果をみれば明らかだ。
その解決方法の一つは、補強だ。特に技術の進歩を必要としない投手を補強できればモチベーターがいれば勝てる。しかし、そのレベルの投手を補強できる見込みはない。現状のレベルからの上昇だけでなく菊池投手が抜ける穴を埋めるレベルの補強となれば尚更難しい。そう考えた時、今いる投手陣のレベルアップしか勝てる道はない。だから辻監督もファン感のスピーチで若手にゲキをとばしたのだ。
現状投手陣のレベルアップにはモチベーションだけでなく技術的アドバイスが必要であり、それをするのは投手コーチの役割だ。特に、辻監督が野手出身である今のチームにおける投手育成の鍵は投手コーチが握っている。その投手コーチに就任したのが小野氏なのだが、この方が不安の残るコメントを就任会見で残している。曰く無駄な四球を減らす事でその対処法がたくさん投げる事。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201811040000595.html
一応、その後で正しいフォームで投げる事と付け加えているが順番が逆である。最初に良いコントロールで投げるためのフォームについて追求し、その技術的説明が必要だ。そして次にその正しいフォームで投げるための筋力をつけるトレーニングをして最後に反復練習としての投げ込みが正しい順序だ。どんなに良いフォームだって相応の筋肉がなければ故障の元である。更には、身体への負担という面では、コントロールがついても身体に無理があるフォームでは意味がない。コントロールが上昇しかつたくさん投げても負担の少ないフォームである必要もある。
説明の最初に投げる込みがくるところを見ると、こうした技術面について重きを置いているのか疑問である。コーチ人事もこれから変えるのは難しいので小野コーチが技術面における指導ができる事を願うしかないのだが、不安は尽きないところだ。
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