サラリーキャップ制と併せて導入したいドラフト改革
今晩は。GMの「浅村の意図が分からい」報道に絶望感を覚えているtthgです。
今日は予告していた通りサラリーキャップ制に絡めてドラフト書きたいについて書きたい。
まず、前提として今の二巡目からウェーバーという中途半端なドラフトはやめて全部ウェーバーにすべきである。現状のドラフトは最下位のチームが抽選に負け続けてその年の12番目の選手しか獲得できないという事態すら有り得る。これは随分と戦力均衡の概念から外れるので基本的には過去の順位に基づくウエーバーにすべきである。
しかし、単年度の順位で完全ウエーバーを実施すると翌年超大物がいる時にわざと最下位を選ぶチームが出かねないので対策が必要だ。(ちなみに今回参考にしているNBAで実際に起こっている。)NBAはウエーバー方式だが、ウエーバー順位を決めるのは抽選だ。ただし、抽選において平等ではなく下位のチームが著しく優位な抽選方式をとっている。(NBAのドラフトについては詳しくはこちら)基本的にはNBAのドラフト方式がで良いと思うが、tthg的には加えて、抽選時の当選確率の調整には前年度順位でなく過去5年のリーグ戦におけるトータル勝率に基づき決めたら良いと思う。強いチームでも何かの拍子に1シーズンだけ弱かったチームが上位指名権を得られる仕組みは戦力均衡の観点から問題だからである。
以上のように、ドラフト指名権をウエーバーにしたうえで、トレードにおいてドラフト指名権を使えるようにすると、選手の流動性が高まる。例えば、エース格に投手が一人非常に高いレベルだけど他がダメで数年間下位にいるチームがあったとしよう。このエース格には基本的に高い年棒だからこの選手をトレードに出せばサラリー枠はだいぶ余る。そこで、ここ1-2年低迷期から脱出する傾向にあり「今年どうしても優勝したいが投手陣の柱がいない」というチームとこのエースをトレードする。(最近低迷期から脱出しつつあるチームなら5年平均で考えると次年度のドラフト順位が高くなるので、このチームの次年度のドラフト指名権の価値は高い。)トレードに際しては2軍の若手有望株投手2人と次年度ドラフト指名権を獲得する。
この場合自軍のエースが抜けるので当該年度の優勝はほぼ絶望だが、獲得した2人の強化するシーズンを送りつつ次年度のドラフトで1位(自軍の権利)、6位(トレードで貰った権利)、13位の選手を獲得できるなんてことも有り得る。そして、サラリー枠も余っているのでドラフト後のオフにFA市場に出るエースを獲得することもできる。トレードで獲得した2選手とドラフトで獲得した上位二人が投手で全員がそこそこ活躍してくれたら、その次の年で一気に優勝ということも夢ではない。
以上のようにサラリーキャップとウエーバードラフト、ドラフト権のトレードという制度をつくると随分と下剋上の可能性が増えて面白い戦いが増える。少なくともFA+人的補償よりは戦力均衡が実現することは間違いない。
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“サラリーキャップ制と併せて導入したいドラフト改革” に対して4件のコメントがあります。
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いい意見ですね。今のドラフトは最下位からスタート、これは納得できます。
だかFAで抜けたチームの救済には何もならない。この傾向が続けば、金満球団独裁時代が今後も続き、広島だって、これからFAを迎える選手に札束が飛び、移籍はほぼ間違いないでしょう。
出来れば、私としては、ドラフトを12月までずらし、抜かれた選手の補強としその球団の自動優先権(抽選もなし)を人数分先行してもらいたいです。それに関してはどこも一緒です。
そうすれば納得できます。ただいまのFAはシステム(昔は出場機会を求め)だったのに今は大金を使っての引き抜きになっている。どこかの球団は意味を履き違えているように思います。2球団ですが
いずれにせよ、戦力強化は必須であり、均一化により順位変動が激しくなる、そんなペナントがいいのではと思います
いろいろ書かれますが、浅村選手は楽天有利かと思われましたが、やはり超金満球団になりそうですね。ただ言いたいのは野手としてFAしてうまくいったのはいませんし、どこからもより一層マークはきつくなる。今の成績を上回るのは不可能だと思います
西武は流出対策を防ぐこと、通勤しやすく選手専用列車などを設け、環境を良くすることでも180億プロジェクトが始まっているのであとはどうすればかなと思います
ドラフトをFAの直接補償として機能させるにはご提案の案が良いと思います。
ただ、この制度はFA流出をしていない下位の球団にとってつらい制度なのでCランクなども自動的に優先権付与はやりすぎになります。優先権はABランクまでで、Aランク優先次にBランクにして、各ランクに複数球団あるばあいは、当該年度までの成績下位から指名が良いと思います。Cランクは2巡目に優先権付与で良いかと。
浅村選手に関して言うとFA選手の重圧と怪我の影響を加味すると今年と同等以上の成績は相当厳しいと考えるべきです。今年レベルの成績を連続で出せる領域に達することができる選手自体少ないですから。
流出対策について言うと一時の話ではなく10年単位で球団で醸成された空気感のようなものが大きいと思われるので改善は簡単ではないです。ハード面の整備は最低限の条件として球団と選手とコミュニケーションをしっかりしないと難しいです。
ドラフト会議については大体同じでよかったし、確かにほかのブログでも、年俸を抑えるシステムが必要と書いてありました。
ほかのブログでは、ソフトバンクは平均7000万と書いてありました。もう金銭感覚は崩壊しているし、それはあれだけのものを提示させられればと思います
さらには秋山のメジャー希望、どうにか止められないのかなと思っています。でもファンはこの件に関してはどちらかというと容認派が多いので仕方ないのかな
この前私から勝手に書きましたが、巨人ファンの人にネットの話をしました。だからいったろ、大田をトレードに出したあそこからおかしくなってったんだと
巨人ファンの父は西武も他人ごとではないですが、なんだあのコーチ陣はと大激怒です、宮本、元木、水野にはあきれてました
西武には選手に頑張ってもらうしかありません。もう来年が始まってますから
ソフトバンクが経営的に頑張ってる事は事実なんですが、なんでもありで勝てば良いとやってると野球がつまらなくなってソフトバンク自身も損をします。球団ごとメジャー移籍とかするなら別ですが。
秋山選手についてはまだ気持ちの整理がつきません。ポスティング要求とかではなさそうなんで来季まで心にしまっておきます。
巨人はまあそうなりますよね。としか言えませんが、コーチについてはウチも似たようなもんという気もします。