「ストライクゾーンはあくまで目安」と考えている勘違い審判は球界に要らない。
おはようございます。昨日驚愕の事実を知ったtthgです。
昨晩録画していた球辞苑の「悪球打ち」の回を観ていたらtthgに取って衝撃の事実を知った。「野球の審判にとってストライクゾーンはあくまで目安であり、審判は打つべきと判断した球を見逃したらストライクとコールする」というのである。驚くべきことにこの発言は球辞苑の演者の方々にとっては常識の範疇に属するようでみんな「良く聞きますよね」と相槌を打っており誰も驚いていなかった。
tthgが不勉強なのかもしれないが、30年以上プロ野球を観てきてて初めて知った衝撃の事実だった。漫画の世界で育成年代において「投手の教育」のために偶然ストライクになった球を「ボール」とコールするということがあるのは知っている。清原氏がアマチュア時代投手だったころ、審判に「真ん中に投げなさい」と言われたとかいう話は何となく聞いたが事がある。しかし、プロの世界でもこういう価値観があることに驚きである。プロの世界の「悪球打ち」の特集の中での発言であり、「アマチュアの世界で」という注釈を付けて理解することは難しい。ならば、プロの審判にも「ストライクゾーンはあくまで目安」と考えている審判が少なからずいるということだ。
仮に、この考え方がまかり通っているならぱ、野球界は相当おかしい。例えば、警察官が「法律には書いていないが俺が悪いと判断した」という理由で誰かを逮捕したらとんでもない話になる。ルールと言うのは厳格に要件を守って運用しなければならない。ルールが判断するものによって可変するならば、評価を受けるものはたまったものではない。ストライクゾーンを的確に見分ける「プロの高等技術」が審判の「打つべき」という主観で台無しにされているのである。これはとんでもない話である。
球界全体として死球による怪我の防止のために内角を狭く外角を広くコールしましょうというコンセンサスができているという場合にはまだ「ストライクゾーンは目安」と言われても理解できる。しかし、「打者が打つべき球はストライク」などと言われたら打者はどう対処すべきなのだろうか。「打者が打つべき球」などというのは多分に審判の主観が含まれる。審判の主観を予測して判断しろとでも言うのか。全くもってナンセンスな話である。
ストライク・ボールの判定で疑問の点は多いがこの考え方で理解するなら問題が起きて当然である。必死になってボール球を見極めた者にとって我慢ならないのは当たり前だ。どんなボールだろうが、ストライクゾーンに入っているいるか否かで判断すべきである。仮に「審判の主観でゾーンが可変する」と考えている審判がいるなら即首にすべきだ。また、皆がそう思っているなら、ストライク・ボールの判定はすべてビデオ判定にしてAIに任せるべきだ。「ストライクゾーンは自分の主観」という世界観で育った審判を再教育するより機械に頼ったほうが断然楽だから。
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“「ストライクゾーンはあくまで目安」と考えている勘違い審判は球界に要らない。” に対して3件のコメントがあります。
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非常に失礼かもしれませんが、この記事を読んで一つ疑問を感じたので書かせて頂きます。
ブログ主さんは、「ストライクゾーンは打者によって違う」ということはそもそも御存知ですよね。
その球辞苑は私も見ましたが、「審判が打つべきと判断した球」というのは「打者が打てる範囲の球」という意味だと思うのですが・・・。ストライクゾーンというのは、「打者が投球を自然体でバットに当てることのできる範囲」です。
知っていてこの記事を書いたのならいいのですが、読んで疑問に思ったので書かせて頂きました。そうでないのなら「ストライクゾーンの定義」を確認した方が良いと思います。もし知っているのなら余計なことになってしまいますが。
野球規則によれば、ストライクゾーンは下記の通り定義されておりますが、違うのでしょうか。
74『ストライクゾーン』
バッターの肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、膝頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間をいう。
このストライクゾーンはバッターが打つための姿勢で決定されるべきである。
「注」投球を待つバッターが、いつもと異なった打撃姿勢をとってストライクゾーンを小さく見せるためにかがんだりしても、球審は、これを無視してそのバッターが投球を打つための姿勢に従って、ストライクゾーンを決定する。
http://asaka-aba.net/kisoku.html
これによれば、審判によって可変する事はないはずです。打者によって違う事が問題なのではなく、審判によってストライクゾーンが違う事が問題です。