ライオンズに「リスク管理」という言葉はないのか。

おはようございます。ライオンズのストーブリーグにおける無策ぶりに怒り気味のtthgです。

毎年の事なのでもはや定例行事化しつつあるライオンズの選手の大バーゲン状態。バーゲンは西武百貨店だけで十分である。なんなら選手が一人流出する毎に謝罪セールぐらいやって欲しいものである。冗談はさておき、今の経営状態でいきなりすべての流出を止めるのは難しいのはある程度仕方ない。だが、もう少しうまくやれないものか。下記の通り浅村選手FA宣言と菊池投手のポスティングが同時期に発表された。

双方とも流出確定ではないが、両方流出はかなり濃厚だ。もちろん両方残留が望ましいが、最低どちらかでも残す方策が必要である。菊池投手についてはtthgならば、5月の離脱時点から「怪我の影響で今の状態ではポスティングで高値が付くのは難しい。もし今年中に怪我の影響を払拭するような投球ができないようならもう1年待ってほしい。来年万全の投球をして、君と球団に有利な契約を勝ち取ってくれないか?」と交渉する。終盤にメジャースカウトから「制球が不安」というコメントが出てきた時点で更に強くお願いする。



それでも入団時からの約束を反故にできない状況ならば、菊池投手の年俸とポスティングをすべて浅村選手につぎ込み最大限の提示をする。それならば3億円というバカげたオファーにはなりえず最初から5億出せるだろう。更には40周年事業の一部を延期すれば6億ぐらいは出せるはずである。フロントには優勝特需対応が頭にあるのだろうが、最悪来季も赤字になるようならメヒア選手の契約を更新しなければ対応できる。100億だのという球場改修費用が出せるのだから今年数億赤字だろうとキャッシュが尽きることはない。なぜ両方流出の道を突き進むのか理解に苦しむ。

更に呆れたのが、炭谷選手FAと岡田選手の肘手術。

岡田選手については下記の通り、春先から肘の痛みを訴えていた。その時は2週間で復帰したが、相当無理をしているのではないかと疑ったが、試合に出続けた結果やはり手術が必要な状態になった。

岡田選手の復帰は朗報だが、二週間で復帰できる怪我での離脱に疑問有り


ネズミの除去ということで選手生命にかかわるとまではいかないとしても、来季の春先に万全は難しい。怪我人にとっては極寒のメットライフドームは厳しい環境であり無理はさせられない。これで炭谷選手がFA流出したら、捕手が実質1人になってしまう。炭谷選手のFAリスクは去年からくすぶっていたし、今年の起用法を考慮すると今年だけは我慢してくれという契約だったと思われる。そう考えると炭谷選手の流出は想定内なのになぜ今年岡田選手を無理させたのか。早めに手術して後半戦に戻ってくるようスケジュールを組んで、炭谷選手の流出リスクを最小限にとどめるべきだった。

百歩譲って、昨年の金額提示でもともと炭谷選手に来季残留をお願いするつもりだったなら、炭谷選手の出場機会をもっと確保しなければいけなかった。こちらの場合でも岡田選手の怪我は好都合であり、怪我の治療の専念させるべきだった。どうもライオンズには「リスク管理」という発想がないようである。組織として仕事するのに最低限のことだと思うだが、、、。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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ライオンズに「リスク管理」という言葉はないのか。” に対して2件のコメントがあります。

  1. HIRO より:

    tthg様
    楽しく読ませていただいています。私もチームの試合の勝敗よりチーム運営、マネジメントに興味を持っています。ストーブリーグにおける無策ぶりに怒り気味なのは私も同じですが、内容は少しtthg様とは違うかもしれません。私は夢を追う菊池と出場機会を求める炭谷の流出はやむなしだと思っています。特に捕手はレギュラークラスをたまたま2名抱えてしまった西武はぜいたくな悩みを抱えていたわけです。一方でここ10年優勝出来てなかった1つの要因は捕手炭谷にもあったと思ってます。新天地で活躍してもらって、人的保証で有望な若い投手でも取れればそれでいいのではないでしょうか。唯一寂しいのは炭谷は数少ないライオンズ愛を持った選手だったことです。
    さて、昨日私は以下の文章を西武ライオンズ球団に送りました。ご一読いただけると幸いです。
    これからも楽しみに読ませていただきます。

    これだけ毎年選手がFAで流出する原因を明らかにして対策しなければいけないと思います。
    楽天に行った岸はエースです。今回の浅村は背番号3でキャプテンです。
    出場機会の無い選手のFAはファンも納得ですが、チームの先頭になって優勝に突き進むべき中心選手の
    同一リーグへの流出がなぜこんなにも続くのでしょうか。
    1、年俸が安すぎる
    2、西武ドームの環境の問題(夏場が暑すぎる等)
    3、施設の問題(シャワーのお湯が出ない等)
    4、フロントと選手の人間関係(選手を馬鹿にするような発言)
    5、所沢という立地の問題
    などがファンの間では挙がっています。

    1、年俸が安すぎる
    1については選手会と話す必要があると思います。それから球団にはびこる「3年やって1人前」
    という古い考えは捨てるべきだと思います。これは1年1年勝負している選手に失礼な考えだし
    単に年棒抑制の方便にしか聞こえません。選手と話すべきは「1年活躍したらポーンと年俸を上げる。しかし
    1年だめなら同様にポーンと下げる。現状どおりとどちらがいいか選手会の総意で教えてくれ」と。
    例えばこの考えなら山川は来期は3億円。ただし来期不調なら一気に3千万に逆戻り。
    あるいは完全出来高制。全選手年俸1千万+出来高で契約する。出来高は総年俸が変わらないように予算枠内で調整。
    フル出場でタイトル取ったら3-5億もあるし、全然ダメなら1千万のまま。
    こういう方法の方が個人事業主であるプロ野球選手は納得するんじゃないだろうか。契約更改で揉める必要もなくなる。

    2、西武ドームの環境の問題(夏場が暑すぎる等)
    これは180億の改修で改善されることを期待します。

    3、施設の問題(シャワーのお湯が出ない等)
    これも180億の改修で改善されることを期待します。
    他球団の選手が羨むようなメジャーリーグのようなロッカーなど作ってください。
    他チームのFA選手が「西武に行きたい」というような施設に。

    4、フロントと選手の人間関係(選手を馬鹿にするような発言)
    鈴木氏の退任、渡辺氏のGM就任で解決するのでしょうか。それならいいのですが。
    ただこれまで涌井や岸が流出したのは少なからず渡辺SDの責任もあるように思います。
    今後は選手との良好な関係の構築を期待します。

    5、所沢という立地の問題
    土日は他球団にひけをとらないくらいのファンが入るようになりました。
    問題は平日です。平日の昼間、埼玉県民はほとんどみんな東京にいます。
    東京ドーム主催試合を増やすのがいいと思います。火水木は東京ドーム、金土日は西武ドームなど
    ダブルフランチャイズはどうでしょうか。
    それと大宮でNACK5スタジアムの再構築のニュースがありました。あたらしい野球場を作れないでしょうか。

    もう毎年FA流出を見たくないです。これでは来年選手を応援しながらも「この選手も来年FAで出ちゃうんだろうな」など
    ファンも疑心暗鬼になってします。それとFAがありながら西武にとどまった中村や栗山を厚く待遇して欲しい。
    「西武に残ればこんなに厚遇受けられるんだ」と若い選手に思わせることも大事だと思います。

    宜しくお願いします。

    1. tthg より:

      炭谷選手については経緯を踏まえると移籍自体は致し方なしという気持ちもあります。ただそれに対する対応策すらできない球団の対応が問題と思います。

      菊池投手については夢の前にもっと勝ってからにしてほしいです。今年のcsの敗退は彼の背信投球の責任が大きいです。今年日本一に貢献したならまだ検討の余地ありでした。

      球団への提案された内容は至極ごもっともだと思います。どれも早急に解決しないといけない問題です。一点だけ気になったのはダブルフランチャイズにおける東京ドームの使用料です。使用料をペイして収益増につなげようとすると動員数のハードルは相当高いです。中途半端に使うと逆に赤字になりかねません。そこが課題です。県営大宮の改修に協力して安く借りる方がマシかな?と思います。細かい計算はできてないので直感的な話になりますが。

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