あえて指摘しておきたい浅村選手の不良債権化リスク。

おはようございます。昨夜は職場の飲み会で柳田選手のサヨナラホームランを2次回のラーメン屋で目撃したtthgです。

一昨日、さんざん浅村選手再契約の重要性を説いておいてなんだが、正直浅村選手再契約にリスクもある。それは膝と腰の故障である。すでに今年は痛みでスタメン落ちや大量点差での早めの交代が必要だった。tthgが生観戦した試合でも凡打すると一塁まで全力で走っていないのが痛々しいぐらいだった。そしてそれは、シーズン最後まで変わることはなかった。

しかし、優勝決定後の2打席で交代などの起用を考えると、今年は優勝と日本一がかかっていたので相当無理をして出場していたことは間違いない。現状症状がどの程度で手術などの必要があるのか不明だが、膝と腰という部位を考えると来季以降いつ爆弾が破裂してもおかしくない。長期欠場や選手生命にかかわるような事態も決して全くの想定外というのは言えない。特に4年というスパンで考えた時にそのリスクは大きい。

リスクヘッジという観点から言えば守備位置の変更だ。セカンド言うポジションは試合中の中で運動量が大きく、スラッガータイプのセカンドはキャリア中終盤でサード、ファーストとポジションを変えていくことが多い。古くは落合氏、最近では元ホークスの小久保氏と現マリーンズ監督の井口氏がその代表例だ。スタートのポジションがショートという違いはあるが、現在バファローズで契約にもめている中島選手も似たようなケースと考えて良い。



仮にライオンズ残留となった場合、中村選手の守備が怪しいだけに、浅村選手サード、中村選手DHは悪くない選択だ。だが、浅村選手の最大の魅力は「セカンドというポジションを平均水準を上回る数値でこなし」3割30本100打点をクリアできる打力があるということだ。打撃の数値はポジションによって評価が異なる。極端な例は現在の球界の捕手だ。現在の日本球界の捕手事情では、2割5分のホームラン10本は「捕手界」では最上位の数値だが、DHやファーストでそれは最下層の数値となる。セカンドは捕手とショートに次いで打てないポジションであり、その中でDHやファーストを超えるような数値を残してくれるから浅村選手は5億でも安い選手なのだ。今のライオンズにとってはこの捕手とセカンドでトップクラスの打撃力があることがストロングポイントであり、浅村選手の守備位置変更はチームとして大きなマイナスである。

そして、守備位置変更したからと言って故障リスクが完全に拭い去れるわけでもない。仮に4年20億の結果怪我で鳴かず飛ばずというバファローズの金子投手のような結果になった場合は正直悲惨というほかない。だが、今のライオンズの状況としてはそのリスクを負ってでもマネーゲームで再契約を勝ち取るべきとtthgは考えている。最悪それが裏目となっても結果論で批判する気はない。それぐらい、今の浅村選手はライオンズに不可欠な選手だ。リスクは承知の上だ。そこはファンとしても覚悟して皆で共有して万が一の時もTwitterでGM死ねとか汚い言葉でフロントを罵ることは慎むべきだ。そのリスクは既に露見しているのに我々も再契約を望むのだから。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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