海を渡った大谷選手の靭帯損傷報道から考える菊池投手の未来。
今晩は。今季の成績も大事だが、来季の戦力値も大事なtthgです。
まずは、この度の北海道地震に被災された皆様にお見舞い申し上げます。
さて、今日は菊池投手のメジャー挑戦の話。tthgは下記の通り、昨年から大谷選手の肘の状態は菊池投手のポスティング金額に大きく影響する可能性があると懸念していた。
そして、シーズン半ばに靭帯の損傷が報道されPRP治療がなされた。そして最近投手に復帰したと思ったら別の損傷が見つかり手術が不可避と言われている。大谷選手が手術するかは別としてこの件は菊池投手の獲得を考えているメジャースカウトの菊池投手に対する評価に間違いなく影響がある。特に今季の菊池投手は肩の不安のため離脱があり、復帰後も不安定な投球に終始している。少なくとも肩を痛めたことによる投球メカニックの乱れがあり去年レベルの投球ができないことは間違いない。またストレートの球速落差が激しいことを考えると、肩の回復が不十分で常に全力で投げることが難しいということもほぼ間違いない。
上記の記事でも指摘したが、日本人メジャーリーガーの投手が軒並み怪我を負う中大谷投手までとなっては基本的に「健康不安」への懸念が高まる上に今季の菊池投手の肩の状態を加味してどれだけの契約が用意されるのか。良くても前田健太投手のように散々メディカルチェックして少しでも不安があれば低年俸の出来高付きというラインが現実的だ。今オフのポスティングは契約金と連動なのでそうなればライオンズとして困った話だ。
さらに言うと、今の状態で菊池投手が海を渡るのは本人にとっても良くない。メジャーの中4ローテや過密日程、ボールの違いなどが日本人投手の身体に負担が大きいのは明らかでそこに健康不安を抱えて飛び込むのは選手生命を短くする懸念が大きい。また単純に今の菊池投手の純粋な投手としての力も通用するのか怪しい。今の140前半のストレートがメジャーで通用するとは考えにくい。スライダーも昨年のバサバサ三振とっていた面影もはない。カーブやチェンジアップで誤魔化しているが、決定的な変化球がないのはつらい。奪三振率も去年より一試合平均で2つ近く下がっており単純に厳しい。日本で試合的だ投手だった大谷投手ですら、怪我で離脱前に4勝-2敗防御率3点台と超一流というレベルでなかったことを考えれば、今の菊池投手の投手としての能力にも疑問府がつくというものである。
tthg的にはメジャー志向の選手を引き留めることは困難だと思っている。しかし、メジャー行ったはいいけどノーインパクトで帰国して日本野球の別の球団で余生を過ごしますという選択だけは我慢ならない。ライオンズのエースの座を捨て、ファンに少なくない失望を与えた結果「通用しませんでした」では困る。それならライオンズで生涯貢献して欲しい。行ったけど結果的に実力不足でしたならまだ分かるが、今の菊池投手のようにあからさまに不安要素があり、個人のビジネスとしても不利な契約になりそうな状況で行かれては困るし、本人のためにもならない。オフにしっかりメンテして来シーズン半ばからでも去年のような投球ができることを証明してから高額契約でメジャー挑戦した方が本人のためである。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
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