不思議の勝ちで勝ち続けられるほど野球は甘くない。(2018年9月1日対バファローズ観戦記)
今晩は。悲劇的な大逆転のショックに暫く詳細版を更新できなかったtthgです。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負け無し」とは野村克也氏の名言だが、昨日はまさしく不思議の勝ちだったし、今日は不思議の負け無し(必然の負け)という試合だった。打線は8点取った後5-6回のチャンスに後一本でなかった。投手陣は5回と7回に要らないホームランで点をやってしまった。どちらの回もロメロ選手の前で攻撃が途切れてランナーが得点圏に居なかったのに真ん中のスライダーで被弾した。この2点が本当に余計だった。十亀投手と野田投手は右左の違いはあれど失敗の仕方が全く同じである。細かい制球がない投手なので仕方ない面はあるが、一発だけはダメなところで真ん中に投げない技術ぐらい身に付けて欲しい。
マーティン投手についてはT-岡田選手のホームランはちょっとかわいそうだった。外角低めの149キロをスタンドインされたら仕方ない。ヒース投手については、投げている球がどうのこうの言う前に球場の空気が逆転に向いていた。強いて言えば、前の回小川投手のナイスリリーフで空気が変わりかけていたところに、ロメロ選手のヒットでノーアウトのランナーがでてしまったことが問題だが、打たれた球は低めのスライダーでありロメロ選手をほめるべきである。
7点リードしていても、相手が追い上げムードになったところで更に加点して相手の心をおるか完璧なリリーフで火消しをするかしないといけない。その実力がないから負けたということだ。7点差になったことで慢心があったのか。シーズン序盤であれば簡単に勝たせてもらえるところだが、優勝の重圧がかかったこの時期に「普通に」やって勝つことは本当に難しい。そのことを改めて思い知らされた試合だった。
最後に両軍の疑問の采配を二つ指摘して置きたい。まずは、8回表のライオンズがヒットを打った山川選手に代走を送った場面。バファローズが追い上げムードで3点がセーフティリードではなく延長も考えなくてはいけなかった。得点圏でもないのになぜ代走なのか。挙句の果てに盗塁して失敗。あの場面で盗塁するなら100%成功が求められるのであり、走るそぶりで球種を限定して打つべきだった。
バファローズ側は8回1点差になってなお無死2塁で、代打まで出してバント。送ったところで、1死3塁で同点どまりの可能性が高い。結果は福田選手の内野フライで同点すら実現できなかった。小川投手は無死2塁で難しい状況のマウンド。ここで一つアウトを上げては普通に二人抑えれば同点で終えられるという精神的余裕が生まれてしまう。一つ四球でも選べば小川投手を一気に攻略して9回裏なくして勝った可能性は高い。このミスに乗じて勝ちたいところだったが、それすらできなかった。だから痛い。
今日のところは実力がなかったと割り切るしかない。明日以降序盤のように余裕をもって戦えるよう準備して欲しい。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ライオンズに関する他の人気ブログはこちら。
にほんブログ村
プロ野球に関する他の人気ブログはこちら
にほんブログ村