三振する覚悟を持つことが好投手を打ち砕く道(週末の岸投手対策)

おはようございます。捨てる勇気を持つ男tthgです。

媒体は覚えていないが、昔落合博満氏が現役時代大魔神佐々木氏を得意としていた理由について「ストレートだけ狙えば良い」と発言していた。その意図は佐々木氏は球種がストレートとフォークしかないためフォークを捨ててストレートだけ待てば打てる。ストレート待ちでフォークが来たら三振しても良いと割り切ることが佐々木氏を打つことコツであるという事だった。

この落合氏の理論の本質は「打者の側が複数の球種を想定するために打てない球でも、単体で対応すれば打てることがある。」ということだ。フォークを想定するから対応が遅れてストレートも打てなくなる。ならばフォークを頭の中から消去すれば150近い球でも打ち返すことができる。しごく単純な理論だが実践は難しい。みんな三振することを極端に嫌がるからだ。しかし、三振しても良いと開き直れば開ける道もあるということをこの落合氏の理論と結果に見出すことができる。どんな大投手だってストレートを投げ込んでくるわけで、どうせ打てないならとことんストレートだけを振りそれ以外はボールになってくれることを願って見逃すという方法も一つの選択肢である。

この理論はストレート以外にも応用可能だ。例えば今週末当たるであろう岸投手のカーブ。素人目には、カーブだけを切り取った時打てない球ではないように思う。(プロ的には狙っても打てない球なんだという事であれば申し訳ない。)思い切ってストレートを頭から消してカーブだけを狙い打って見たらどうか。この作戦が試合の序盤で結果を出せば岸投手とて中盤以降カーブを投げにくくなる。そうなれば球種を限定できるから普段より打てる確率は上がる。

あるいは、千賀投手のフォーク。低めにワンバンになるようなフォークは当然打てないから落合氏が佐々木氏に実戦したように基本はストレート狙いで良い。しかし、ツーストライク後などフォークが来る確率が高い時にそれをやっても打てない可能性が高い。そこでフォークでも高めにぬける半速球になるフォークのみを狙ってみてはどうか。裏をかいて高めのストレートがきたらごめんなさいと割り切り、フォークだった場合に打ち頃の高さに来た球をフォーク軌道に合わせて振り切る。低めに来たらフォークであることを願って見逃す。この場合もストレートだったら三振で良い。これならフォークが来るならば打ち頃の高さの球を打つか低めのフォークを見逃してボールを稼ぐの二択になるので普通に打つよりは良い結果が望める。序盤に低めのフォークを見逃し、抜けたフォークを痛打しておけば中盤以降フォークを投げにくなる効果もある。

ライオンズ首脳陣の皆様「狙い球を絞った結果の積極的三振」を推奨してはいかがでしょうか。ベンチが三振を推奨しないと中々打者はこの作戦を実行できないものだから。(佐々木氏と対峙していた頃の大ベテランの落合氏は三振しても怒られなかったはず。)

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

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