オリックス対ソフトバンク戦のリクエスト誤審問題は起こるべくして起こった不幸。審判団は悪くない。

おはようございます。案の定起こってしまったとリクエスト誤審問題を嘆くtthgです。


野球ファンならば関心の高い6/22のオリックス対ソフトバンク戦で起こったリクエストで検証した結果ファウルがホームランに覆ったが実はそれが誤審だったという問題。まず最初に言っておきたいことは、「これは審判の技術の問題ではなく、検証映像の不備とその解析技術の問題である」ということだ。

たまたまこの試合はダイジェストを観戦していたので問題発覚後録画を精査したところ、スロー映像を観てもtthg的にはホームランという感想だ。tthgだけでなく楽天TVの解説の野田さんはスロー映像をみて「ホームラン」と断言していた。オリックス主催試合でオリックスOBである野田さんはオリックス側に忖度する必要はあってもソフトバンクに忖度する必要のない野田さんがあれだけ断言したのだから録画映像は5分という縛りの中ではホームランと判断する根拠となり得るものだった。(ライオンズファンなのに楽天TV契約すんなというご指摘はごもっともですが、事情があって契約している。この点はまた別の機会に説明したい。)

その先は他の角度からの映像がないことと、映像解析技術の問題だ。これらの問題について審判が責任を負うというのはおかしい。コマ送りの仕方とか解析技術の問題まで含めて5分の間に正確な判定を求めるのはナンセンスだ。不明な映像をもとに判定を覆したことが問題という意見も有ろうが、楽天TVを観る限り積極的に判断を覆す根拠として十分な映像が残っているのだから、審判がそれを根拠にホームランと判定しても致し方ない。

この問題は開幕前に下記の記事でtthgが危惧したとおり、十分は解析映像と解析技術を持つ者を整備しなかったNPB側の問題である。そして起こるべくして起こった問題だ。

このままでは、いずれビデオ判定はかえって大きな混乱を招く。


解析映像の整備はすぐには難しいだろうから、暫定措置として解析技術に長けたものを雇用してリクエストについてはその者にゆだねるべきだろう。そして映像が不十分であることを前提に少しでも微妙な要素がある場合は「現判定通り」とし明らかな誤審のみ覆すことを徹底することが必要だ。制度を改めなければ必ずこの問題は繰り返される。

蛇足だが、審判の判断を責めるなら、昨日のゾゾマリンの「土砂降りなのに無茶に続行」のほうだろう。

試合の中止判断が遅い。~球界のモリカケ問題~(2018年6月23日対マリーンズ観戦記)

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

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