野球より人命優先である事を肝に命じるべき(4/17対ファイターズ観戦記①)
今日は、昨日の結果よりも先に言わなければならないことがある。それは「野球よりも人命が優先である」ということだ。3回裏源田選手が頭部に死球を受けたのに試合出場を続けた。これは絶対にあってはならないことだ。時折頭部に当たっても強行出場する事が美談にされる事があるが、これは絶対に間違っている。それは命が失われる事があるからだ。
もちろん、ヘルメットがある以上そう簡単に死ぬ事はない。しかし、それでも頭部に当たっている限り、その可能性はゼロでは無い。そして、それが起こってしまった時の損失は計り知れない。本人の人生を終わらせるばかりか、その家族に限りない悲しみをもたらす。野球界の信用は地に堕ちる。頭部死球で即死ならまだ不運な事故という見方もできようが、事故に対して正しい救命措置を怠ったが故の死は言い訳がきかない。
幸運にして野球は日本の国民的スポーツとして認知され、幾多の県営や市営の野球場をつくってもらえる。世界的スポーツであるサッカーですら、専用球場を自治体が作る事は稀である事を考えれば、この優遇措置は破格の待遇というべきである。それが可能なのは国民の野球への信頼による。必ずしも野球に興味のない方の税金で野球は支えられているという事実を考えた時に、この信頼は野球界のかけがえのない財産である。
仮に、適切な救命措置を行わなかった結果人が死んだ時、その信頼が危険に晒される。野球は所詮娯楽であり、娯楽のために命を犠牲にしても良いという国民は少数派だ。そんな態度は国民に信頼を得られない。その事を自覚し、頭部死球の場合は即病院に行って精密検査をすべきだ。
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