清宮選手の開幕一軍を諦めていない栗山監督に見え隠れする大人の事情
今晩は。球界の至宝を潰しかねない現況を憂いているtthgです。
今日はライオンズ以外の話になるが、どうしても言いたいことがあるので、清宮選手の話。最初に断っておくが、短期的には清宮選手が活躍できないほうがありがたい。しかし、それは球界全体にとってはマイナスだ。野球は相手のあるスポーツで強力なライバルがいたほうが盛り上がる。清宮選手は良くも悪くも国民の注目を集めるレベルの選手であり、この選手の育成に失敗することは野球界全体の損失だ。そして、その損失は回り回ってライオンズにも及ぶ話だ。だから、一言言っておきたい。
昨日の中継によれば、栗山監督はいまだに清宮選手の開幕一軍を諦めていないらしい。正直これを本気で言っているなら、栗山監督は指導者失格レベルの話である。清宮選手はOP戦で19打席無安打の後限局性腹膜炎で入院してしまった選手だ。これは普通に考えれば、プロのレベルについていけず、精神的にも参っていて内臓にさえ支障がでてきたということだ。内臓の回復具合は不明だが、回復後数試合でプロのレベルに慣れて活躍するという未来は考えずらい。(ちなみに下記の通りライオンズのOBでもある山崎裕之氏が清宮選手が精神的に参っている可能性を指摘している。)
http://news.livedoor.com/article/detail/14435508/
内臓の不調に精神面が関与していない可能性も否定はできない。しかし、仮に精神的な面が大きく関与しているならば、一軍において結果を出せないという現実に身を置くことは非常にマイナスだ。最悪イップスになり、選手生命が終わるというシナリオだって考慮しなくてはならない。少なくとも、こうした可能性について考慮するのが指導者の最低限のたしなみだ。これらのことを考慮できず、やみくもに新人に負荷をかける指導者は野球界から退場して頂かなればならない。
しかし、メディアに出てくる栗山監督はこうした点を考慮できない人物ではないと感じる。むしろ、栗山監督はそれでも開幕一軍と言わなければならない事情があると考えるほうがしっくりくる。その事情とは、「大谷選手のように早期メジャーを確約しているから二軍でじっくりでは割に合わない」という事情である。ネット上では怪しげな記事ではあるが下記のようにドラフト前から早期ポスティングが事前交渉のお題に上がっていたと言われている。
https://taishu.jp/detail/29743/
状況的に、強いメジャー志向の大谷選手の入団交渉において早期ポスティングを条件に合意したと言われ、それを去年実行した日本ハムなら、清宮選手に大谷選手と同様の条件を提示したとしても不思議ではない。仮に、大谷選手のように5年でメジャー確約だったとしたら、最初から活躍してもらわないと困る。最悪客寄せパンダで経済効果だけでも恩恵を受けたいと球団は考えるはずだ。そして、その球団から監督に圧力がかかったかあるいは、監督が今話題の「忖度」していたのではないか。ファイターズには清宮選手が球界の宝であるという認識の元、正しい対応をお願いしたい。
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