ライオンズの黄金期崩壊は不運の要素もあった。

今晩は。意外な事実に驚くtthgです。

下記の記事でライオンズの過去の財政状況に関して「試合開催に伴う鉄道収入という財務上のアドバンテージが時代と伴に薄れた」という事を書いたが、それを調べる過程でtthg的にはもう一つ意外な事実があった。それは1994年時点から現在までの間でライオンズに関しては選手の総年俸があまり変化していないという事である。

ライオンズの「自社鉄道+首都圏から遠い自前球場」は黄金時代中期までは極めて精巧なビジネスモデルだった。(2022年1月9日追記あり。)

記事の中で紹介した数字はコーチや監督の年俸が入っているものとそうでないものがあるが、下記の選手会の調査で日本人だけの総年俸水準の数値が出ている。これを見ても1994(平成6年)から現在の推移を見てもライオンズの総年俸は増えていない。むしろ00年から10年代は総年俸が低下して2-3年でやっと1994年程度に回復している。

http://jpbpa.net/research/



これらの数字を見ると、歴史的な事実としてバブル崩壊後親会社が傾いたライオンズの経営体力としては1994年レベルの選手総年俸がギリギリ出せる範囲の金額だったと言えよう。そこに1993オフからFAと逆指名というお金で選手が買えるシステムが導入されてしまった。(逆指名は公式の年俸ではなく裏金競争)また、野茂氏以降メジャーという流出経路も確立した。

一方で、ファターズやバファローズ(オリックス)、マリーンズといういわゆる金満球団でない球団すら2021年と1994年を比べると4-8億の選手総年俸の増加があるのに、ライオンズは1億程度。しかも前年まで1994年を超えていなかった。黄金期の副作用としての年俸高騰と親会社の経営悪化で総年俸増加どころか削減圧力がかかる中、メジャーへのポスティング及びFAによる流出防止と金のかかる逆指名獲得とFA獲得による補強を両立して黄金期なみの競争力を保つ事は非常に難しかった。むしろ、その環境の中で00年以降の20年で、日本一2回(2004,2008)優勝5回(2002,2004,2008,2018,2019)は健闘しているとすら言える。(20年間6チーム制なのだから全チームで均等に優勝したら3.33回が平均値なのだから。)

勿論86年以降、無闇に総年俸を増加させてしまった事は球団経営の持続性という意味では問題だったという側面はある。また、選手総年俸水準では95年以降でも金満ではないがリーグ上位レベルをキープしていたのに、これだけ流出したのは金以外の価値を見出して貰えなかったという意味で、球団経営にも問題があった。少なくとも新聞報道レベルで鈴木球団本部長の暴言とも取れる言葉が外に漏れてくる辺りは大いに問題だった。

それでも、FAやメジャー、逆指名と言った環境変化がチーム内年俸高騰時期と親会社の経営難が重なったのはいささか不運な面があった。黄金期崩壊について考える時はその事も念頭に置いて評価をしないといけない。特にtthgのように主力が何人もいなくなった悲しみを知っているファンとしては「なんでそうなってしまったんだ」という強い遺恨があるのでツイツイこうした環境変化の不運からは目を背けがちなので自戒の意味を込めて書いておきたい。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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