今井投手と松本投手にエースの働きを求める理由。

今晩は。大晦日にもやっぱりライオンズの事を考えてしまうtthgです。

先日下記の記事で山本昌さんの著書「奇跡の投手人生50の告白―悔いはあっても後悔はない」において、山本さんはエースについて「チームが苦しい時に勝つのがエース」(本書P102)と語っている。

2軍で燻っている若手は山本昌さんのプロ野球意識から学べき。


このエースの定義は全く持ってtthgの「エース感」と一致している。


今季の終盤に投手の結果だけ見れば「好投」といえる試合で今井投手や松本投手に厳しい評価をしたのは彼らには「エースになってもらいたい」という思いがあるからだ。彼らの飛躍こそ最大の補強だし、今季の補強も大した成果がなかった以上その必要性はむしろ高まったと言える。

打線は打てない。松本投手は「勝つ」投球ができない。金子選手の起用は批判されてしかるべき。必然の負け。(2021年9月16日対ファイターズ)

打線はここ1番でことごとく打てず。今井投手はHQSも肝心ところで踏ん張れず今年らしい負け方(2021年10月2日対ファイターズ)

今井投手は肝心な所でものの見事に打たれ、打線は山本投手にでも足も出ず。怒る気力もなし。(2021年9月18日対バファローズ)

かつて上述の山本さんの監督だった落合氏は下記の記事で、3失点で2-3で負けた試合で「自分の仕事はできた」という投手に対して「先発投手が黒星を喫したら、仕事をしたことにはならないだろうに」「チームスポーツで『仕事をした』と言えるのは、チームが勝った時だけ」と辛らつなコメントをしているが、駆け出しのペーペーならまだしも、今井投手や松本投手クラスはこのレベルを求められて当然である。

本ブログの読者の方の中には「松本投手や今井投手に辛すぎる、野手の責任も大きい」という感想をお持ちの方もおられるだろう。(Twitterでそうしたコメントを頂戴したこともある。)しかし、それはtthgが彼らに期待していることの裏返しでもある。申し訳ないが2軍で通用しないとか、先発ローテギリギリの選手にこのレベルの期待はしない。

そして、彼らの成長の方が、年間通じて活躍したのことのない若手野手の成長より可能性は高い。先発投手の柱が2まい増えれば優勝は難しくとも最低限CSぐらいは狙える。短期決戦では打線は当てにならないという意味からすると下克上の可能性が高いのは投手力に勝るチームでもある。最下位で補強も大して出来なかったチームが希望を見出せる数少ないストーリーの一つが彼らの覚醒なのである。

高橋投手を含めて3名が柱になれたら数年間は上位争いをできる可能性もある。去年や今年のように壊滅的では流石に厳しいが、山賊打線の復活より、上位打線ぐらいは山賊打線レベルを回復して、投手力でリーグ平均ぐらいに成長というチーム構成のほうが現実的である。

投手力でリーグ平均を目指す時、今井、松本両名の覚醒は大きな近道である。来季は彼らの覚醒により劇的にチーム力が変わる事を期待したい。具体的には彼ら2人で最低10個勝ち越して欲しい。できれば15。更には高橋投手を込みで20個欲しい。

それでは皆様良いお年を。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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