F1を観ながら考えた混戦における勝負の分水嶺。

今晩は。1秒に拘るtthgです。

最近、DAZNで大学生の時以来久々にF1を見ている。こちらはライオンズと違ってなんとなく見ているだけなのである種ストレスがない。勿論本気で応援しているライオンズの場合勝った時の喜びは大きいのだが、昨日みたいな試合だとストレスフルでもある。ある意味のめり込む事はこの上ない喜びと共に、12分の11の確率で痛恨の負けのまま一年を終える事を受け入れる事でもある。勝負事の世界の何かにのめりこんだ人は、ストレス解消用のライトな趣味をサブとして持つ事が大事かもしれない。その方が、Twitterで暴言とか吐くよりマシな気がする。

さて、本題だが、F1を観ていて「野球におけるプレーする選手以外の裏方の貢献の重要性」について考えさせられた。今日はその話をしたい。



キッカケはF1のピットストップである。今のF1はtthgが大学生の時見ていた時代と違い、ピットにおける給油が禁止されていて、レースの初めから終わりまでの燃料を積んでスタートする事が義務になっている。昔はわざと少ない燃料でスタートして途中給油というパターンが一般的だった。給油に多少時間は食うのだが、それよりもマシンが軽い状態で走る事の方がリターンが大きいからだ。時にはレース中2回給油の方が、1回より有利ということすらあった。それぐらい満タンで走るのと空に近い状態で走るのではスピードが変わるのである。

そういう事でピットストップで来るまでが静止している時間は昔は10秒弱ぐらいかかっていた。(時間はうる覚えなので確かではない)それが今は3秒切るぐらいが一般的だ。その時間で何をやっているかというとタイヤの交換。F1はタイヤの消耗が激しくて一つのタイヤで走り続けると客に遅くなったりするので給油がなくてもタイヤを交換する必要はある。その時間が3秒というのはとてつもない世界だが、その世界でレッドブル・ホンダの最速ピットストップ時間が1.83秒。(詳しくは下記を参照されたい。)

これはピットストップ時間で1秒近く違う。たった1秒とは言いつつもピットレーンの中でも80キロで走るF1マシンは1秒で200m程走る。この200メートルはピットから戻ってくる時にライバルの前に出るか後ろに出るかという点では大きな差になる。F1は1度前に出るとなかなか追い抜けない。追い抜きは技術を要するし、カープで追い抜く時の並走の時はクラッシュのリスクもある。ピット作業の短縮で前に出る事ができればそれに越した事はない。この1秒の短縮は小さいようで物凄く大きな戦力なのである。

ある意味2-3秒の世界で1秒他のチームよりも速く4本のタイヤを交換するというのは神技の世界だ。上記の記事では「彼らは他のみんなと同じルールの中で活動し、他のみんなと同じように練習している。しかし、練習量と方法が違いを生む」と紹介されている。その1秒のためにメカニックが心血を注いでいるのである。彼等はチームの主役でない。どちらかと言うと裏方である。しかし、裏方のパフォーマンスがチームの力を大きく変えるのである。

野球におけるメカニックは例えば、スコアラーであったり、トレーナーだろう。あるいはメンタルコーチも入るかもしれない。彼等は試合のプレーを直接やるわけではない(F1のメカニックのピット作業はレースの中での作業なので厳密に言えば違うのかもしれないが、裏方的な仕事という意味で捉えて欲しい。)が、その実力のちょっとの差は最終的に大きく響いてくる。特に今年のように混戦だと例えば、夏場の体力消耗度合いとかが大きく左右することもあろう。

今年のペナントはF1で言えばピットストップの1秒で順位が変わるような混戦である。選手が頑張る事は当然だとしても裏方の実力や頑張りというのは大きく結果を左右し得るファクターである。ライオンズの裏方諸氏にはレッドブル・ホンダのメカニック達がピットでの1秒を削りとるために膨大な時間と労力を割いたように、ライオンズの一つプレーの結果を変えるために全力を注いで欲しい。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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