投手だって安易に身体を大きくすべきではない。

今晩は。結論ありきが嫌いなtthgです。

昼間下記の記事を読んで脱力した。趣旨としては速い球を投げるには体重が思い方が有利という話をして、結論はプロを目指す選手に適切に増量すべきという事を語っている。

まあ一応無計画に増量しろという話ではないので一応エクスキューズはあるわけだが、注目すべきはそこではないだろう。記事の中では70キロに満たない山岡投手や谷元投手が紹介されているが、むしろこちらの方が注目ポイントである。この2人の投げ方はには少ない体重で効率的に速い球を投げるコツがある筈であり、その理由を解明して普及する方がプロを目指す若手には重要である。



なぜかというと、体重を増やすにもリスクが伴うからだ。下記の記事では打者の体重の話をメイン書いたが、投手でも同じである。イチロー氏が「筋肉は太くできてもそれを支える関節や腱は鍛えられない」というのは万人に真実であり安易に身体を大きくするのもリスクなのである。

渡部選手と秋山選手の報道から考える打者の体重管理の在り方。


そうであるならば、軽くても速く投げられるならそれに越した事はない。まずはそこを先に追求する方がリスクの少ない選択だ。プロに入ってそれでは球の質的に軽いので勝負できないというならそこで身体を大きくすれば良い。プロで生き残りをかけてリスクを負って大きくして怪我をしてプロ野球人生が終わる方が、成長過程で怪我してプロさえ行けずより良いだろう。

もう一つ、山岡投手などの速い球を投げるために効率な身体の使い方を追求する事は150超えて更に上にいくためにもなるというメリットもある。記事の中でライオンズの高橋光成投手が体重105キロで最速152キロ(うる覚えだが新人シーズンとかにもっと出てたように思うが。)になっているがこれは体重90キロで161キロ出している千賀投手に効率の面で負けている。高橋投手の場合体重増加後成績は良化したので速さではなく球質の良化はあった筈だが、速さと体重比という観点から効率が悪い。190センチの長身ゆえにベース体重が重い髙橋投手は総重量が重くなりやすいというアドバンテージがありながらその身体を十分に活かしきれていない可能性が読み取れる。

体球速と体重が比例するから増やせという結論は、分かり易いが最適解とは限らない。増やすリスクや効率性に配慮しなければ害になる事もある。育成年代においては特にその事を肝に銘じて考えるべきである。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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