tthgが今季のライオンズに願望込みで楽観的な予想をしていた理由。

今晩は。ライオンズの未来が心配なtthgです。

今シーズン終盤tthgは予想を見事に外した。予想自体にはそれなりに根拠を持っていたつもりだ。優勝争いを離れて久しいマリーンズは歯車が狂うと修正が効かなくなる事は予想できた。そもそもの打線のポテンシャルからすれば復調すれば勝てるという見込みもあった。ここ数年常に上位争いをしていたライオンズが経験値を活かしで最後は勝ってくれるだろうとも思っていた。実際マリーンズの成績下降はそれなりにあたったと思うし、ライオンズの復調もホーム9連戦まではそれなりに実現していた。ただ、最終盤で経験値を力に替えられなかったライオンズは勝つことができなかった。

これは、単なるtthgの眼力不足という側面もあったが、tthgが無理矢理ポジティブに見立てをしていた事実もある。何故かというと「西武ライオンズの日本一は今年実現しなければ永遠に見ることができないかもしれない」という危機感があったからだ。



コロナによって野球界は大きな減収を強いられた。それは、ライオンズとて例外ではない。そもそもライオンズの経営陣は多額のお金を投資してまで勝つという思想がない。今年単年赤字なのに今オフに投資して補強するということは事実上ない。

その一方で、中村選手と栗山選手が好調でなければ「強打」を保てないだけでなく、木村選手や金子選手すら若手が超えられない現実がある。投手も十亀投手は一軍レベルとして怪しく、今井投手や多和田投手は戦力として計算できない。ニール投手は来季本当に復活できるのか不明。少なくとも既存の選手だけで投手を中心として「守り勝つ野球」の実現可能性は低い。

投資もなく、既存戦力の上積みがなければ、来季は厳しい戦いになる。ライオンズには今季の終盤ですら平日はスタンドガラガラだったように「強さ」と「観客動員」に強い連関がある。このチームは強くなければ金が落ちないチームであり、来季負けが込めば更に財務状況は悪化する。そうなればデフレスパイラルに陥る。当然、外崎選手、源田選手、山川選手、森選手というコアメンバーたちのFA引き留めは難しい。

その先に待っているのは暗黒時代の再来である。それでも親会社がしっかりしていれば、育成を中心とした再生の道を歩むことができるが、下記の通り既に西武HDの来季の赤字は630億赤字。記事の中では高橋薫取締役が「聖域なく、踏み込んだ経営改革に取り組んでいく」と発言している。来季以降西武HDの売り上げが上昇することなく、また球団単体での黒字が見えないという状況になれば数年後に「身売り」という選択も視野に入ってくる。

下記の通り、既に噂レベルだが阪神とオリックスの合併という記事が出ている。阪神は福留選手や能見選手の戦力外、藤川投手の引退などベテランがチームを去っているがこれは金銭的な事情も絡んでいるように見える。想像したくはないが身売りというのは現実的なリスクである。また、指をくわえて見ていたらライオンズがその対象になる可能性は十分にある。

tthgが応援しているのは「西武ライオンズ」であって「ライオンズ」ではない。球団消滅は免れても「西武」でなくなることはtthgには消滅と同じぐらいショックである。いつの日か王座奪還の日が来ても「西武」ライオンズでなければその価値は半減する。来季以降の身売りリスクを考えて何としても「今年日本一」と思っていた。それが願望込みの甘めの予想の遠因である。

そうは言いつつもまだ、身売りが決まったわけではない。コロナ騒動もどこまで続くの決まったわけでもない。西武HDの経営は正直どうにもできないが、球団単体黒字のための提言ぐらいは明日以降持論を述べてあがいて見たいと思う。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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