本当に日本は先発投手に対して過保護なのか?

おはようございます。可能性を追求するtthgです。

今年の沢村賞は該当者なしに終わった。報道によれば、沢村賞選考委員の堀内氏が下記のようにコメントしたとのことである。

あちらは(レギュラーシーズンの)162試合を、日本より遅く始めて早く終わっている。それだけ連戦が多い。だから先発は100球で中4日じゃないと回らない。日本は100球で1週間空く。それはおかしいんじゃないかと私は感じている。米国(100球で中4日)は合理的なシステムだが、それをはき違えて導入していることに抵抗を持っている

スポーツ報知,2019年10月21日 17時0分,該当者なしの「沢村賞」 堀内委員長は日本の“過保護”なシステムに苦言より引用,2024年3月18日最終アクセス

堀内氏の言う通り、日本の先発がアメリカより保護されている事は疑いような事実である。アメリカは100球の制限があるが中4であり、日本は中6。休養期間が長い日本はより厚く保護されている。



しかし、本当に「過度に」保護されているのだろうか。tthg的には、むしろ日本が適切でアメリカが先発を酷使してるように思える。例えばFAでアメリカに渡った先発の投手の肘の故障率は異常である。モチロン高校時代に酷使されている投手に偏る傾向にあるので日本の環境にも問題はあろう。使用球の問題もある。しかし、アメリカの中4が根本原因でなくとも引き金を引いた可能性ははあり得る。メジャーはスポナビをたまに見るぐらいだが、日本に比べ先発投手の故障率は高いように思う。

少なくとも、日本人の標準的な骨格には100球、中6が適切という可能性は捨てきれない。堀内氏達から言わせれば「昔はもっと投げていた」と言われるのだろうが、それは環境変化を考慮してなさすぎる。投手の投げる球は年々速くなっており、平成初期は150投げる投手が珍しかったが、今や150投げる投手がゴロゴロいる。変化球の種類も豊富で140を超えるような変化球を操る投手もいる。昔はエース格は下位に手抜きしていたが、近年はそういう傾向はない。時代は明らかに投手へ負担増に向かっている。昔の基準で本当に大丈夫か疑うべき状況だ。

tthgは、日本のやり方が100%正しいと断定するつもりはない。言いたい事は昔の日本とアメリカの二項対立ではなく、どちらも間違いという可能性も探る事が必要という事だ。少なくとも昔日本でやっていたから大丈夫という説は、状況変化に対応し切れてるか検討の必要はある。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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