ライオンズ投手コーチの今後を考える為の参考書。

今晩は。ライオンズの投手コーチについて考えるtthgです。

今日は本の紹介。今日紹介する本は現マリーンズ投手コーチの吉井理人さんの著書「最高のコーチは教えない」(ディスカヴァー・トゥエンティワン社、2018年発行)について。この本を読んだキッカケは今年ライオンズの投手コーチの小野氏がファンの間で炎上し、tthgも少なからず同意した事だ。小野コーチがダメならどんなコーチ良いのか。それを模索して提言すると為の一つの材料になればと思って購入した。(今の投手の状況を全て小野コーチのせいなのか?という疑問はあるが、これだけ投手の成績が悪い以上小野コーチの指導力には疑問符がつく。監督を変えない前提なら良いコーチを探すというのは自然な流れだとtthgは考える。)



tthgは上記のような観点でこの本はを読んだ訳だが、結論から言うと物凄く参考になる本だった。メディアに出るニュース記事や、マリーンズ戦の自軍の投手へのコメントからある程度期待はしていたが、想像以上だった。すると少なくとも、この本に書かれている内容について何も意見がないとか、初耳に近いというような人物は投手コーチとしては厳しい。そう言って過言ではない本だった。

例えば、本書の冒頭下記のような言葉が語られている。

自分のことしか考えてこなかった人間が、何の準備もなく教える側に立っても、自分の経験を伝えることしかできない。

吉井理人著「最高のコーチは教えない」ディスカヴァー・トゥエンティワン社、2018年。p5

言われて見れば当然の話しだが、選手はそんなコーチの体験談特に成功体験の自慢話など選手は求めていないと吉井さんは断言する。そして、かつて自分がコーチとして駆け出しの頃はそれしかできず、コーチとして限界を感じコーチングの理論を学ぶべく筑波大学の大学院の門を叩きそれを勉強したという。コーチングの理論的背景を勉強してからコーチになる人材はどれ程いるのか。それを考えただけでも人材の探し方は随分変わってくる。

本書では、吉井さんが大学院で学びつつ獲たであろう理論に基づく指導方法がたくさん記されている。ひとつだけ印象に残った指導方法を紹介するとコーチはインタビュアーでなければならないというもの。本書のp179-180に、一般に「逃げている」と投球をしている投手「ビビってるのか?」と聞いたところ実際は気持ちは打者に向かって行っているがその気持ちが空回りしてフォームを乱しているだけだったというエピソードが語られている。コーチは実際に起こっている事柄だけを見て内心を決めつけてはならず、選手の気持ちを聞き出して正解な状況把握をしなければ適切な指導はできないと吉井さんは教えてくるている。

今のライオンズだと辻監督も打者に向かっていかないとダメみたいなコメントが散見されるし、中継の解説でも逃げてはダメと決めつけるケースが結構ある。しかし、本当にそうなのか疑わしいとこれを読んで考えさせられた。これだけでも今のライオンズ首脳陣にはない発想が吉井さんにあるのではないかと推測するには十分だ。その他にも理論的に面白い指導方法がたくさん載っており、投手コーチとはなんぞやという事を考える上で読んでおいて損はない本である。特に小野コーチや監督のやり方が違うんじゃないか?と思ってるライオンズファンは読んでみるべき本だ。

最後に蛇足だが本書のコラムで面白い記術があったのでそれを紹介したい。

僕たちの現役時代はひどいものだった。ナイトゲームが終わってホテルに戻ると、すぐに着替えてロビーに集合する。ホテルから雀荘まで走り、朝の七時にまで卓を囲む。

吉井理人著「最高のコーチは教えない」ディスカヴァー・トゥエンティワン社、2018年。p143

そして、この後にこんな無茶をして活躍する選手は人間離れした才能か、生まれながらの屈曲な身体の持ち主か、どんなことにも耐えられる根性があるかの三択だという趣旨のことが語られている。そしてこれは吉井さんが近鉄時代の話である。オールドファンならもうお分かりだろが、小野コーチはまさにその当時の近鉄にいて実績を上げた選手だったのである。これだけで全てを断定はできないが、メディアに出てくる小野コーチは、才能と生まれながらの強い身体と根性で成功した者が自らの成功体験をアレンジして伝えていると考えると随分と納得できるのである、、、。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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ライオンズ投手コーチの今後を考える為の参考書。” に対して1件のコメントがあります。

  1. 越後の侍 より:

    うーん。叩き込みはいけませんね。やはり、昭和流の典型ですかね

     少なくとも吉井コーチは雀荘の話はしても、それ以上は言わない、ところが小野コ-チは、逆、推進してしまう。困るなあそれは

     やはり高校も違うし、小野さんは確か創価高校だったような、吉井さんは箕島高校、尾藤公氏の教え子、同じでも東尾氏とは違うし、野村克也のもとで学んだ。やはり優秀な人はいろんなとこで学んでます

     西武でまあいいなと思うのは馬場コ-チ位、やはり野村氏のもとで現役を過ごしたこともある、やはり外部というのは間違ってるかもしれない、でもいろんなことを知りつつ、言い過ぎないそりゃいう時は言うでしょう

     今度こそお金をかけて、いいコーチお願いします。ファンが思ってることだし、それによりファンクラブの来季の人数の増減がかかってますよ

    1. tthg より:

      吉井さんはメジャーやヤクルトでの経験もありましたし、視野の広さを身につけてました。

      生え抜きが絶対ダメというわけではないでしょうが、色んな経験してる方が確率は高いでしょう。

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