首脳陣こそ「大胆かつ繊細な」采配が必要(2019年6月30日対バファローズ観戦記)
今晩は。住んでるマンションの火災報知器の誤作動により家族で一時避難をさせられる災難にあったtthgです。
昨日と同様勝ったという結果は大きい。最下位相手に2-1は優勝するために最低限必要な結果だから。しかし、内容はとても褒められたものではない。打線はもっと早く点取れたし、大量点を取ったのは不調の増井投手が出てきた後だ。中盤の松本投手は運が良かったから抑えたに過ぎない。中盤で逆転されていれば逆の結果もあり得るヒヤヒヤものの試合だった。これではホークスのみならず天敵のいるイーグルスにも通用しない。選手達は今日良かったのは結果だけと認識すべきだ。
そして、なによりも問題なのはチーム状況を顧みない首脳陣のチグハグ采配。少し前に小野投手コーチが先発投手にやたらと「大胆かつ繊細に投げて欲しい」と注文をつけていたが、今の首脳陣の采配は大胆でもなければ繊細でもない。
まず初回の無死一、二塁で外崎選手にバント指示。先頭の秋山選手にヒットを打たれたうえ盗塁されて無死二塁。源田選手には一球もストライクが入らず鈴木投手は完全に浮足だっている状態だ。そこにワンアウトという治療薬を投入してやる必要はない。バントの構えをしつつ揺さぶり四球を狙うか、内野が前にきたところをバスターでヒットを狙うべきだ。アウト1つ与えると残り1つずつ打ち取れば1点で済む。そういう思考が持てるか否かは先発してアウトを1つも取れていない投手には極めて大きいポイントだ。無死一、二塁だから当然バントという自動思考では繊細さに欠ける。
次に二回裏二死一塁で金子選手の盗塁死。ここは待てをかけるべきだった。グリーンライトなら金子選手も自重すべきだった。通常の二死一塁ならグリーンライトで良いが前の攻撃でマズイ攻撃をして、この回は鈴木投手が立ち直りのきっかけをつかみつつあった。この回の守備の時間を短くスムーズに相手打者を打席に付かせては、相手に流れを与える危険があった。だから、盗塁するぞと揺さぶり、秋山選手もできるだけ粘ってあわよくば四球を獲得したかった。結果的に3回に先制されたが、1回のマズイ攻撃で点を取れなかった上に、2回の守備が早く終わり、相手打者がリズム良く打席に向かった事と無関係でないと考えるべきである。ここにも繊細な状況判断が欠けている。
4-5回の松本投手の続投は大胆すぎる。3回の攻撃は秋山選手の素晴らしい返球とバファローズのマズイ走塁に助けられたから2点で済んだのであり、もう限界なのは明らかだった。後ろが不安だからという理由もあるので4回は百歩譲って有りでも5回は佐野投手に継投して2-3回行かせるべきである。同じく大胆に実力不足に目をつぶって出すにしても、フレッシュな佐野投手の方がマシである。
6回に連投でマーティン投手はまだ理解できるが、7回に回マタギのマーティン投手はあり得ない。連投の上回マタギはシーズン終盤かCS以降で使う作戦をこんなとこで使うのは大胆を超えて無謀である。更に4点差になって8回平井投手は更に無茶苦茶である。ここで終わりと思いきや9回は8点差で増田投手まで出てきた。トコトン譲歩しても8-9回は佐野投手である。9回は佐野投手も勿体無く小石投手か、ヒース投手の調整登板である。
そもそも、昨日6点差の7回から佐野投手を大胆に使っておけばこんなことにはならなかった。それをしていれば今日は5-6森脇投手、7マーティン投手、8平井投手、9回小石投手で良かった。更に言えば、4-5森脇投手、6-7マーティン投手でという選択肢もあった。大胆に行くべき時を間違えて繊細さを欠く采配が目立ちすぎる。投手が大胆かつ繊細に投はげようとしても技術が追いつかなないのは、補強と育成を怠ったので今すぐにはどうしようもない。でも采配は今すぐに腹をくくればできる。
今できることは、首脳陣が大胆かつ繊細な采配をする事だ。それで負けても首脳陣には一切文句言うつもりはない。だからせめて、采配だけでも素人である我々ファンが納得できるものにしてほしい。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
なお、各回ごとのtthgのコメントを速報版にて記事にしております。本記事にまとめきれなかった部分もありますのでよろしければ下記の速報版もご覧ください。
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“首脳陣こそ「大胆かつ繊細な」采配が必要(2019年6月30日対バファローズ観戦記)” に対して2件のコメントがあります。
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ホントその通りです
何で外崎にバント、次が当たってないからあーあという感じ
2回もそう、観戦者皆がなんでそこで走るだよーて言ってました
松本はすっきりしなかった。立ち上がりは良く見えたんですけどねえ。歩いていたとき、おばちゃんが、今日は松本。でも最近の若い子は四球は多くて、なんて言ってましたがその最悪な展開になってしまった。
5回100球超え、もう限界です。後藤の併殺も、吉田のホームアウトもラッキー過ぎ、あれがなかったら逆だったと思います、マーティン劇場開演ですし、平井の跨ぎ(今回はまあ球数が少なかったから許します)
こちらは増井劇場開演で助かりました、なんであんなとこで出てくんのと思いましたが。1つのアウトも獲れず交代、まだ4点差だとわかりませんでした。そこに吉田凌、あれで決まりました
増田登板、違和感ありますが、でも1週間投げてない。間隔の関係では。
岡田のバントは?ですが、代打は栗山の不調で休養もあったと思います。最後の捕手は誕生日プレゼントでもないけどいきな計らいもあったのでは
外崎源田お立ち台、ハイタッチは2日連続源田でした。無料ユニにつけたのはその2人、何かを象徴した日でした。3塁側の一番前だったので、だから負けたくなかったんです。
厳しい戦いは続く。でも2日間勝てるなんて信じられない。TVで見ていた人もそう思うはず。ラッキーでした
今シーズン3勝1敗です
現地で勝てて良かったです。
ご指摘は大さじ合意しますが、増田投手を調整でも使うか気があるなら8回頭から使って最悪マタギで良いと思います。もちろん森脇投手とか使うべきですし、マタギは不要ですが、マーティン投手と平井投手両方連投のうえマタギとかよりはマシです。