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2019年5月3日 / 最終更新日時 : 2019年5月3日 tthg 観戦記

正攻法で勝てないチーム力を自覚して戦う必要を痛感した試合(2019年5月3日対ファイターズ観戦記)

今晩は。遠征の疲れでライブ時間中に寝てしまい録画観戦したtthgです。

一昨日の試合のリプレーを見ているかのごとくリズムの悪い投球に終始した相内投手が炎上して試合が壊れてしまった。もちろん相内投手が打たれた事の責任はある。本人が反省する事は大事だが観ていてチームとして相内投手に何を求めるかという点が曖昧に思える。3回終わって3失点。普通のローテ投手ならもう絶対に点をやるなよというゲキを飛ばすところだ。しかし、相内投手に絶対0で抑えろは無理な話だ。結果を気にせず思い切り投げ込めが基本にしないと返って結果の悪くなるレベルの投手だ。それなのに4回一死三塁のピンチでベンチは前進守備を選択。これは一点もやるなというメッセージである。



ここで普通に守ってコーチがマウンドに行って「一点やっても良いから腕振って投げろ」と言ったら違った展開もあった。もっとノビのある球を投げて内野フライや三振で結果無失点という別の未来があったかもしれない。一二塁間を抜けた球がファーストやセカンドが取って点が入ってもアウトカウントが進んで最小失点で済んだかもしれない。

相手先発加藤投手が絶好調だったからというのもあるだろう。しかし、今の相内投手に相手合わせて点をやらない投球など無理だ。それより自分のできる事をやらせて少しでも長い回を投げさせてやる方が本人のためだし、チームとしても無駄投手をつぎ込んで負ける事を避ける事もできる。それに加藤投手はショートスターターを期待されている投手で完封は確率的に低い。事実5回には捉えられ始めて降板している。5回終わって4-1なら不利だが勝ちうる試合だった。その意味でも前進守備で相内投手にプレッシャーをかける場面ではない。

そして気になったのが下記の記事にあった試合後の相内投手の「コースを狙いすぎた」というコメント

Yahoo!ニュース
 
1 pocket
西武相内、4回途中8失点の大乱調を反省 「僕の悪い癖を見せてしまった」(Full-Co...
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190503-00362943-fullcount-base
■西武 – 日本ハム(3日・メットライフ) 西武の相内誠投手が3日の日本ハム戦( - Yahoo!ニュース(Full-Count)

このコメントがどの回の話か不明だが、少なくとも4回を指すことは間違いないだろう。こんなコメントが相内投手から出てくることが問題である。そもそも前回相内投手が前回好投したのは下記の通りストライクゾーンを二分割して曖昧に狙って投げたからだ。

東スポWeb – 東京スポーツ新聞社
 
2 pockets
西武・相内 7年目のプロ初白星を感じさせる「ゾーン2分割論」 – 東京スポ...
https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/npb/1368888/
 西武の7年目・相内誠投手(24)が25日のロッテ戦(ZOZOマリン)でプロ7度目の先発登板。3本塁打を浴びながらも、最速149キロの速球と大きく割れるカーブ、スライダー、フォークをテンポ良くストライ...

それなのにコーナー狙って投げたら失敗するのは当たり前だ。相内投手が自分から勝ちたいと思ってそうしたなら本人が自分を見失ってるだけであるが、tthg的にはそうは思えない。一昨日の試合の時も下記の通り指摘したように、今のチームには「四球出すな、逃げるな」と言いつつ痛打されると「甘い」と叱責される環境が存在する。それが相内投手の心境に変化を及ぼしたのではないだろうか。

良い四球と悪い四球の違いをハッキリさせないと投壊はドンドン進む。対策が急務である。(2019年5月1日対ファイターズ観戦記)

そう考えると首脳陣の使い方の問題という面を考えないといけない。まずは首脳陣が相内投手のようなタイプには結果ではなく腕振って投げたかを評価基準にすることが必要である。打たれようが四球を出そうが腕振って投げたら文句を言わない。そして今日のようにいきなり二軍行きではなくもう一回投げさせる。腕振って投げたら抑えることもあるのは前回証明済なのだからローテ回す事はできる。内海投手あたりが二軍で結果出して上がってくるなら代わりに使うのもアリだが、今のうちには相内投手も戦力として使いこなさないと難しい状況だ。

そして、もう一つ考えるべきは図らずもファイターズがやっているショートスターターの導入だ。相内投手のような兎に角球威が大事な投手はどうしても球数が嵩んで球威が落ちると難しい。しかし、細かいコントロールはないから球数が嵩みやすい。そこで3-4回をめどに全力で投げるショートスターターは相性が良い。ショートスターターなら多少球数が多くてもできるし、その範囲なら全力で投げられる。

そして、左右の違いがあるとは言え似たタイプの佐野投手がいる。佐野投手は今日のところは一昨日投げてるから少ないイニングしか難しいかったがファイターズのように計画的に使えば3-4イニングは可能である。今日も4回頭から佐野投手で3-4イニング投げてもらえたら随分としまった試合になった。本田投手、ニール投手、という3-4回ならというタイプがいるわけだし、十亀投手も似たようなところはある。ショートスターターのを使えば中継ぎ酷使の防止にもなるし、メリットは大きい。投手枠の問題はあるが基本的に野手は余り気味なのでヤリクリは十分可能である。

正攻法で勝てない事はある意味わかりきったチーム状態なのだから常識にとらわれずできる工夫はなんでもしないと厳しい戦いになる。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

なお、各回ごとのtthgのコメントを速報版にて記事にしております。本記事にまとめきれなかった部分もありますのでよろしければ下記の速報版もご覧ください。

2019年5月3日対ファイターズ観戦記速報版

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“正攻法で勝てないチーム力を自覚して戦う必要を痛感した試合(2019年5月3日対ファイターズ観戦記)” に対して2件のコメントがあります。

  1. 越後の侍 より:
    2019年5月4日 7:20 AM

    やはりここまで来ると首脳陣(コーチ)なんですよね。何でこんなに四球が増えたのか。やはりコーチの配置転換です。昨年はここまでひどくなかった。
     只ここまで四球が多いとショートスターターも難しいんですよね。

     只気になるのはコーチが出てきた後必ず打たれる。何言ってんだろう。まずいことを言ってそうな気がします

     打線は昨日はショボ過ぎ、申し訳ないんだけど、1番はちょっと。昨年みたいに戻したりそろそろ頑固もやめです。観に行かなくてよかった。それだけ

    1. tthg より:
      2019年5月5日 12:08 AM

      四球が多いからこそ、ショートスターターでイニングをたくさん投げるという重圧から解放してやるべきと思います。短いイニング限りと割り切りアバウトなコントロールで全力で投げる方が結果的に四球は減ると思います。

      コーチング能力はあまり高くない。それは事実と思います。

      金子選手についてはヒットは出ていませんがそれなりに内容のある打席もありもう少し様子を見たいです。秋山選手を上げても3番問題をどうするかという点もありますので。

コメントは受け付けていません。

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