クオリティスタートが常に勝率を高めるとは限らない。

おはようございます。日本シリーズの観戦をサボってしまったtthgです。

昨日は結局日本シリーズ観戦をサボってしまった。やはりライオンズがいない野球にイマイチ熱が上がらない。そんなわけで今日は戦術の話。セイバーメトリクスの導入で先発投手が6回3失点で抑えて降板するいわゆる「クオリティスタート」という概念が先発投手の評価指標として定着してきた。クオリティスタートの着眼点は純粋に投手の能力を図ることにある。勝ち星は味方の援護点や降板後の投手の結果に依存する部分があるので先発投手の能力を純粋に評価できない。それに代わって先発能力を図るための指標がクオリティスタートなのである。

確かに、クオリティスタートの概念が有効な場面があることは確かだ。打線の援護に恵まれず、降板後の中継ぎ投手の不調により勝ち星が伸びないけれど一定の働きをしている先発投手を正しく評価することができるからだ。例えば、下位のチームにいて7勝12敗など負け越しの成績だがクオリティスタート率は9割という先発投手がいたとしよう。打線が点をとれて中継ぎが充実したチームはこの投手を積極的に取る価値がある。また、この投手が所属するチームは負け越しの事実よりもクオリティスタート率を高く評価して処遇し、打線や中継ぎ投手の改善に努める必要がある

だが、一方でこの投手の負け越しの事実は全く持って無視して良いかと言うとそうでもない。例えば、別の投手で3試合の内2試合は6回2失点で抑えてくれるけど残りの1試合はぼろぼろで4回5失点のペースで投げる投手がいたとしよう。この投手のクオリティスタート率は6割6分7厘。クオリティスタート率は先の投手より低いし、防御率でも5.06とあまり評価できない。しかし、所属するチームが打線が1試合平均4点ぐらいの貧打で中継ぎの防御率が4.5ぐらい(7-9で平均1.5点取られる水準)の状況だったと仮定した場合、こちらの方が勝ち星はのびて10勝10敗ぐらいは望める。

7勝12敗と10勝10敗ではゲーム差にして2.5も違う。これは優勝争いを考えた時一人の先発投手の影響度としては相当大きい。打線の影響や他の投手の陣容の影響を排除して先発投手の能力を評価するという視点は大事である。しかし、打線の状況と中継ぎの陣容を考慮して評価することも時に必要である。すぐに打線や中継ぎの陣容を整備できないならば、時にクオリティスタート率は低くても、先に例に挙げた10勝10敗の投手を優先的に起用したり、獲得するという選択が合理的である。数字とはその意味するところ良く理解し正しい使い方をしないと意味がない。数字に振り回されるのではなく、数字を使いこなしてこそ優秀なフロントでありベンチなのである。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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