サッカー日本代表の西野監督のリスクを負って勝ちを追求する覚悟にはライオンズも学ぶところがある。

こんにちは。遠征でメラドに行く途中で時間が空いたのでカフェで記事を書いているtthgです。

昨日深夜に行われたサッカーW杯日本代表西野監督の取った「負けても良いから時間稼ぎ作戦」が議論を呼んでいる。カッコ悪いとか、勝つために当然とかいろいろ評価がある。tthg的には作戦が最適解だったかは別にして西野監督の勝負への覚悟には学ぶべきところもあると考えている。

そもそも今回の日本代表及び西野監督に対しては大会前相当批判の声が上がっていた。しかし、昨日までGL1勝1分けと結果を残してきた。仮に昨日の試合で勝ちに行ってW杯GL敗退が決まっても、結果に対して多少は評価してもらえる状況だった。少なくとも、ボール回しで逃げ回った挙句、セネガル-コロンビア戦が同点になって敗退するほうが圧倒的に非難の声は大きかったはずだ。おそらく、初戦と二戦目の健闘など忘却の彼方に追いやられるだろう。逃げ回って負けるリスクは西野監督個人にとっては極めて大きいものだった。

しかし、西野監督は作戦を選択す上でそのリスクを考慮にいれなかった。頭にそれがよぎったかもしれないが、それを振り切って自分が一番勝率の高いと考える選択を貫いた。この西野監督の覚悟はそれだけで賞賛に値する。点を取りにいった場合の勝率と比較してどっちが高いのかという問いにtthgは正確に答えることはできない。しかし、GL敗退が決まっていたとは言えポーランドは格上の相手で日本は一月前に監督が代わるぐらい不調で迎えた大会。加えて、常に得点力不足と嘆かれるチーム。この状況で点を取りに行った結果、前がかりになった時のカウンターをファウルで止めてイエローを貰い、負けても決勝Tの可能性さえなくなるリスクまで含めて攻めたほうが圧倒的に確率が高いとは言い切れないだろう。

そう考えた時、負けた時全てが無になるようなリスクを負って作戦を貫いた西野監督の覚悟は凄い。人間どうしても他人の目を気にしてつい無難な選択に走りがちだ。しかし、勝負において時にそれはナンセンスだ。これは野球だって参考になる話だ。例えば、日本シリーズの第6戦2-3で後がない状況で誰を先発させるかという場面を想像して欲しい。7戦先発予定の投手がそのシリーズ絶好調で6戦予定の投手がイマイチだったら誰を先発させるか。7戦予定の投手を無理使いして6戦に投げさせたほうが同じ負けにしても「勇気ある選択をした」と評価されないだろうか。しかし冷静に考えると、7戦予定の投手を無理使いすれば疲労で本来の投球ができないリスクがある。6戦の投手をスライドしても1日で劇的に調子がよくなるわけでもない。どの道二つ勝つためには6戦の投手でも勝つしかないのであれば、7戦予定の選手の疲労リスクの分だけ前倒しは不利である。負けた場合の評価を気にして前倒しは勝負においてはあまり得な選択ではない。

今年は終盤まで接戦だろうから、もしかしらたら、昨日の西野監督のように負けた場合の評価リスクというファクターが辻監督の判断を左右する場面もあるかもしれない。そうなった場合には評価に捕らわれることなく一番勝つ確率が高い選択してもらいたい。

さて、それではこれからメラドに向かいます。現地れおほーできることを願って行ってきます。

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

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