2段モーションを解禁するにあたってNPBが用いた姑息な手段を糾弾する

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おはようございます。tthgです。

本当は、菊池投手が先日解禁された2段モーションに戻すと報道された件(詳しくは下記参照)について書こうと思ったのだが、その件について考えているうちに、先日書きそびれた2段モーション解禁の経緯について書きたくなったので、まずそちらを書きたい。近いうちに菊池投手が2段モーションに戻す件についても書きたいと思います。

さて、本題の2段モーション解禁の件について。まず下記の記事をご覧頂きたい。

注目して頂きたいのは、「菊池への判定が契機となり、国際基準との違いがあらためて浮き彫りになった。 」という点と、本改正が「国際基準に合わせたもの 」という点だ。これは、菊池投手への判定が「国際基準に照らせば、誤っていた」ことをNPB側が認めたという事だ。そうだとしたら、NPB側は、菊池投手及びライオンズに対して謝罪及び補償をするべきである。

もちろん、日本で行われる試合では日本での独自ルールでやるんだという見解も分からなくはない。(賛成はしないが。)少なくとも昨年の8月時点ではNPBは国際基準なんか無視していたわけだが、いきなり方針転換したのである。国際基準への転換という決断自体は歓迎すべきものだし、問題が起こったら素早く対処することも良いことだ。しかし、ものの数か月で方針転換できるほど明確な国際基準違反のルールを放置し、現場に無用な混乱を招いた点については責任を問われなければない。百歩譲って補償は被害の算定という点から難しいかもしれないが、少なくとも、NPB側の怠慢で国際基準にないローカルルールを放置して無用な混乱を招いた点については菊池投手及びライオンズに謝罪するべきである。

とここまで、筋道を通した場合になすべきことを書いてきたが、おそらく、NPB側はこうした点について十分理解した上で、責任逃れができるよう対応している。なぜなら、今回の改正は規則本体の改正ではなく、用語の定義を改正するという手段がとられたからだ。

野球規則の5.07 『ピッチャー』(a)正規の投球姿勢 の項目の(1)ワインドアップポジション には①「バッターへの投球に関連する動作を起こしたならば中途で止めたり、変更したりしないでその投球を完了しなければならない。 」とあり、本規定の注2には「(1)(2)項でいう“中途で止めたり、変更したり”とはワインドアップポジション及びセットアップポジションにおいてピッチャーが投球動作中に故意に一時停止したり、投球動作をスムーズに行わずに、ことさら段階をつけるモーションをしたり手足をぶらぶらさせて投球することである。 」とある。この注2こそ2段モーション規制の根拠規定であり、問題の源泉だ。しかし、この本体である規定には手を付けず、反則投球の定義にある「注」ピッチャーが5.07(a)(1)及び(2)に規定された投球動作に違反して投球した場合も、反則投球となる。 」を削除したのだ。

これは、何を意味するかと言えば、2段モーションは「正規の投球姿勢ではない」が「反則投球として罰則は与えるほど悪質なものではない」ということだ。だからこそ、上記の記事でNPBの井野修審判技術委員長兼野球規則委員が、「反則にならなくても何でもやっていいとはならない。マナーの問題。人をだましてというのは、スポーツの根本としてありえない」。 とコメントしているのである。

このことは、WBCが準拠しているMLBの規則には「(1)(2)項でいう“中途で止めたり、変更したり”とはワインドアップポジション及びセットアップポジションにおいてピッチャーが投球動作中に故意に一時停止したり、投球動作をスムーズに行わずに、ことさら段階をつけるモーションをしたり手足をぶらぶらさせて投球することである。 」という注2はないことからも、分かる。依然として「菊池投手の2段モーションが正規の投球姿勢でない」という日本のローカルルールは残しつつも反則としてコールしないことで折り合いをつけているのである。

だから、真っ向から菊池投手の反則のコールを間違いでしたと認めたわけでなく、あくまでも「反則は取らない」という温情措置をとってあげるという態度なのだ。だから間違いの責任とか言われても「ルール違反という点は変えていない。国際基準に合わせて反則とコールしないことを決めただけ。だから責任はない」と言い訳するのだろう。

そんな曖昧なことはぜず、国際ルールどおり、「段がついていようが途中で止めていないかぎりルール違反ですらない」という明確な基準に立ち戻り、菊池投手及びライオンズに謝罪すべきである。

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