60億よりエースの価値の方が高い。

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今晩はtthgです。
ツイッターでも触れたが、ライオンズが松坂投手のポスティングで60億もらったんだから花道を用意する義務があるという記事が夕刊フジに掲載された。

この記事について、「60億とエースのどっちが大事か」という観点から考えたい。

松坂投手は移籍時点で26歳。4-5年は悪くて10勝、良ければ15勝の見込める投手だった。(実際は怪我でメジャー移籍3年目以降活躍できなかった。そう言いう意味ではライオンズは得をしたといえる面もある。ただし、メジャーの過密日程とボール、マウンドなどの環境変化による故障という側面もあるので、日本に残った場合に故障がいつ発生したかは微妙なところ。)問題は60億で同等の選手を獲得する可能性がどれだけあったかだ。

まずは、上記のFA移籍者リストを見て頂きたい。松坂投手の移籍した06年以降で松坂投手と同等の価値を見出せる選手は、07年の黒田投手と11年の杉内投手、和田投手ぐらいだろう。この三人でさえ年齢的な衰えのリスクを考慮すると、移籍時点の価値は松坂投手より劣る面もある。(黒田投手は驚異的に寿命が長い選手だったので実際は得だったが、統計学的なデータで言えば、リスクは高かった。)実績面だけで言えば、川上投手、上原投手、岩隈投手あたりも価値は高いがいずれも、移籍時点で故障がちというリスクがあった。(上原投手は、それでも長持ちしたが、移籍時点の故障リスクは高かった。)しかもこれらの投手は杉内投手を除いてメジャー移籍である。メジャー志望の場合は、お金だけで獲得できない場合が多いので、そもそも獲得機会があったかすら疑問である。

ちなみに、こちらが、FAの宣言残留組になるが、こちらをみても06年以降移籍当時の松坂投手と同等の価値のある投手はいない。14年の金子投手が実績的には該当するが、移籍時点で肘の手術のためにメジャーを断念したという状況だっただけに健康面の不安があったし、実際15年以降思うように活躍できていない。

代替え案の一つはメジャーのFAでエース格を補強することだが、メジャーで実績のあるタイプは60億でも買えないし日本への適応リスクもある。もう一つは、エースではないが10勝ぐらいできそうな投手(今年の野上投手みたいな投手)を複数獲得することだが、こちらもこのクラスが2人FA市場に出回ることはまれだし、仮に奇跡的に2人獲得できても松坂投手に比べれば、グッズ販売力や集客力に劣るのであまり得ではない。

以上のように、60億をもとでに、チームの大黒柱的な存在を買ってくることは非常に難しい。それでもチーム力を落とさぬようにするには相当の工夫がいる。ダルビッシュ投手が抜けても勝ったファイターズや、黒田投手や前田投手が抜けても勝ったカープがいるから絶対に無理とは言わないし、ライオンズも来るべき菊池投手の移籍後も勝てる工夫はすべきである。しかし、お金でエースを買えない以上基本的にはお金よりエースに価値があることは間違いない。60億の価値がエースを失う事より高いと言えない以上60億のために松坂投手再雇用の義務などはない。

最後に一応誤解を招かいないように言っておくが、松坂投手の貢献度が低いとか、再雇用する価値が全くないとは思っていない。ただ、3年間投げていない投手に一軍契約と登録枠を割くことが戦略として見合わないというだけだ。

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