シュリッター投手戦力外の判断は早すぎる

昨日シュリッター投手の戦力外のニュースが流れた。正直残念である。先日も書いたように後半の不調を考えると、年俸交渉で無茶を要求してきた場合には退団もやむなしと思うが、決断が早すぎる。私が思うに、シュリッター投手への球団の評価が低すぎるように感じる。たとえ、どんな無茶な要求をしてきても、とりあえず交渉の席に着き粘り強く交渉すべき選手なのに、こんなに早く結論を出すべきでない。私が、シュリッター投手が不可欠な戦力であると考える理由は以下の通り

・中継ぎは何枚いても困らない
・シュリッター投手以上の投手を探すことは困難
・伸びしろがある

以下上記の理由を細かく説明したい

・中継ぎは何枚いても困らない
中継ぎ投手である程度計算ができる投手は絶対的に枚数が必要である。今年も、大石投手、武隈投手が怪我をしたように、年間50試合以上投げるような中継ぎ投手は常に怪我のリスクが伴う。今年、平井投手や、野田投手が台頭したからと言って安泰では決してない。むしろ今年は計算がたつ投手に限りがあり、前半牧田投手とシュリッター投手の酷使はやりすぎの感すらあった。計算が立てられる中継ぎ投手を豊富に用意して、中継ぎ投手にも休養を与えてやるほうが、パフォーマンスも上がるし、怪我の予防にもなる。そう考えた時に、実績のあるシュリッター投手は絶対に必要である。

・シュリッター投手以上の投手を探すことは困難
なんだかんだ言って、球速は大きな魅力である。今のライオンズのレギュラー投手陣をみても、150後半を出せる投手は菊池投手以外にいない。もちろん全くのノーコンは論外だが、シュリッター投手はアバウトながらストライクゾーン付近には来る。このレベルの投手を日本人から探してくることは非常に難しい。メジャー下部組織なら同等の球速の選手はいるだろうが、コントロールと日本への適応という壁がある。先にも書いたように、後半の不調は懸念材料だが、シュリッター投手クラスの人材をそ見つけることが難しいのだから、簡単に手放してはいけない。

・伸びしろがある
シュリッター投手の投球スタイルは、ツーシーム、カッターなどの動く球とスライダーの組み合わせだが、チェンジアップやカーブといった緩い球を投げられるようになれば、まだ伸びしろはある。球種が少なく、アメリカの球程動かない日本の球では、動く球の長所を活かしきれないことが、後半の不調原因の一つと感じる。しかし、緩い球を一つ覚えれば、球速差活かしてもう一度抑えらえれる。また、球速を考えると、SFFやフォークという落ちる球を覚えるというのも有効だろう。今季の後半の不調だけで、絶望するのはまだ早かった。

フロントには、上記の点を踏まえて、戦力外が本当に妥当だったのか再検証をお願いしたい。

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